パスワード使わず指紋でWebログイン。まずはPixelから

指紋認証を利用してWebサービスへログインする様子

　米Googleは12日(米国時間)、同社のWebサービスにスマートフォンからアクセスしたさいに、デバイスの指紋認証センサーを利用してログインできる機能の提供を開始した。

　生体認証やセキュリティキーを利用したWebサービスやアプリのログインに関する規格「FIDO2」に準拠した機能。W3C WebAuthnおよびFIDO CTAPを利用して実現されている。ブラウザ上でも生体認証が使えるのに加え、アプリとWebサービスで共通の認証情報が利用できる点や、指紋自体をサーバーへ送信しない点などが特徴。

　同社が運営するWebサービスにChromeアプリを通じてログインするさいに、パスワードの代わりにスマートフォンの指紋認証センサーを利用してログインできる。ただし、現時点ではpasswords.google.comなど一部のサービスのみで利用可能。

　対応するデバイスは、スクリーンロックの設定を行なっているAndroid 7.0以降のスマートフォンで、Pixelシリーズではすでに利用できる。それ以外のスマートフォンについては順次対応を予定している。