ソニー、世界最高密度となる容量128GBのBD-R XLメディア

BNR4VAPJ4

　ソニーは、コンシューマ向けとして世界最大容量の128GB BD-Rディスク「BNR4VAPJ4」を11月10日より発売する。価格はオープンプライス。

　税別店頭予想価格は、1枚パックの「BNR4VAPJ4」が1,500円前後、3枚パックの「3BNR4VAPS4」が3,900円前後、5枚パックの「5BNR4VAPS4」が6,000円前後の見込み。4倍速記録に対応(BD-R BDXLTM Ver.2.2)する。

　BD-XL規格に準拠した製品で、コンシューマ向けでは初となる4層構造を採用することで、128GBの記録容量を実現。

　同社の多層化技術に加え、独自材料の組み合わせによって、4層すべてで高い信号品質を確保。4層化できる製造プロセスを独自開発し、世界で唯一コンシューマ用4層BDを量産できるとしている。

　また、記録膜を構成する元素を、反射率や透過率などの機能特性ごとに選択し、その構成比率を4層すべての層でそれぞれ最適化。これによって、各記録層からデータを長期間に渡って高品質で安定的に読み出すことが可能となり、2層構造BDの最短マーク長から約78.5%に短縮した0.117μmを実現。1層あたりの記録容量が32GBに増え、4層合計128GBの記録を可能とした。

　保存信頼性にも配慮し、記録膜以外にも4層ディスクの各層間用に、新たに開発した樹脂材料(中間層レジン)や誘電体材料などを採用することで、長期保存にも優れるとしている。