NEC、他社のネットワーク機器管理を強化したVPN対応ルーター

UNIVERGE IX-R2530

　NECは、他社製ネットワーク機器の管理機能を強化したVPN対応ルーター「UNIVERGE IX-R2530」を4月下旬に発売する。価格は24万7,500円。

　5Gといった高速低遅延通信メディアの性能を活用できるよう、CPUやメモリ、主要構成部品、ベースOSを一新したUNIVERGE IX-Rシリーズの第1弾。基本性能や静音性(35dB以下。高温環境では45dB以下)を向上させながら、10Gigabit EthernetおよびGigabit Ethernetへの両対応と低価格化を実現。

　また、他社のネットワーク機器を強化した「マルチベンダ管理機能」を搭載。これまではPINGによる監視やリモートアクセスのみであったが、新製品ではNECプラットフォームズが提供するクラウド型統合管理サービス「NetMeister」と連携し、管理画面からネットワーク機器の監視などを行なうプロトコルSNMPを利用した情報収集により、CPU/メモリ使用率/トラフィックポート状況を把握可能。さらにtelnetやSSHに対応した機器ではコマンドの実行も可能となった。なお、NetMeister自体は無償で利用できるが、マルチベンダ管理機能は有償契約NetMeister Primeが必要。

　ポート構成は10Gigabit Ethernet(10GBASE-T)が2系統/2ポート、Gigabit Ethernetが1系統/4ポート(スイッチングハブ)、USB Type-A、シリアルコンソール接続ポート。性能はIP転送が10Gbps、VPN時暗号化性能が3.5Gbps。