リコー、手のひらサイズで拡張も可能な産業用PC

「iF」シリーズ

　リコーインダストリアルソリューションズ株式会社は、手のひらに乗るユニット拡張構造採用の産業用PC「iF」シリーズを発売した。価格はオープンプライス。

　CPUやメモリなどを搭載した「CPUユニット」と、さまざまなインターフェイス(USBやシリアルポート)を搭載した複数のI/O拡張ユニットで構成される産業用PC。生産ラインやインフラなどのコントローラ、工作機械、産業ロボット、金融機器、情報通信用機器といった産業機器のIoTゲートウェイや制御コントローラとして利用できる。

　本体サイズは120×96×38mm(幅×奥行き×高さ)と手のひらサイズで、スペースが限られる場所でも設置や組み込みが可能。また、ファンやHDDなどの回転部品を廃し、振動や衝撃に強く、静音で高いメンテナンス性を実現した。

　構成は2種類で、Atom x5-E3930と4GBメモリを搭載した「iF1401」と、Atom x5-E3940と8GBメモリを搭載した「iF1411」を用意。ストレージは共通でeMMCを64GB搭載。インターフェイスはUSB 3.0×2、HDMI、Gigabit Ethernet×2などを搭載。オプションでGPIOやM.2 2242(SATA接続)を備える。