テックウインド、QNAP製NASにSSD×4と10GbE×2を搭載した法人向け製品

宇都宮充

2020年2月4日 16:16

AXELBOX

　テックウインド株式会社は、QNAP製のNAS「TX-x73」シリーズに、10Gigabit EthernetポートやSSDを標準搭載する「AXELBOX」シリーズを発売した。法人向け製品となっており、最低構成にあたる1TB×4を備えた「AXEL-473/4TB」の場合、税別価格は299,000円。

　AXELBOXシリーズは、QNAP製のTS-473(4ベイ)/TS-673(6ベイ)/TS-873(8ベイ)をベースに、10Gigabit Ethernetを2基追加し、メモリを8GB(4ベイ)または16GB(6/8ベイ)に増設した高速データ転送が特徴の製品。内蔵SSDには、Western Digital製の「WD Red SA500」シリーズを使用する。

　同社のテストでは、10Gigabit Ethernetに対応したネットワーク環境下において、シーケンシャルリード1,238.2MB/s、同ライト691.3MB/sを達成したとする。RAID 6構成や、予備領域を10%に設定したSSDエキストラオーバープロビジョニングを標準で施し、耐久性を高めている。

　そのほか、NAS本体やSSDに不具合が発生したさいに代替機を発送してもらえる「デリバリー保守サービス3」や、訪問修理を行なってもらえる「オンサイト保守サービス」についても、3年間または5年間の有償オプションとして提供する。

　4/6/8ベイモデルそれぞれで、1TB×4/2TB×4/4TB×4の3つのラインナップを用意。CPUはともにAMD RX-421ND(4コア/2.1GHz)を搭載し、インターフェイスも共通で10Gigabit Ethernet×2、Gigabit Ethernet×4、USB 3.0×4を装備する。

　本体サイズ/重量は、4ベイモデルが199.3×279.6×188.2mm(幅×奥行き×高さ)/約5kg、6ベイモデルが264.3×279.6×188.2mm(同)/約6.2kg、8ベイモデルが329.3×279.6×188.2mm(同)/約7kg。