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NEW PRODUCTS TESTREPORT |
新潟キヤノテック | ||
NetHawk RF-100E | ||
小規模オフィスに最適な無線LANアダプタ | ||
TEXT:薮田織也 Oliya Yabuta |
端子類は10BASE-Tのポートと、電源アダプタ用のコネクタを備えるだけというシンプルな構成 |
RF-100Eには、AdHoc、Infrastructure、簡易LAN間接続の三つの動作モードがあり、これを使い分けることで三つのネットワーク環境に対応できる。AdHocモードは、無線LAN同士のみの閉じられたネットワークを構築する場合に使い、Infrastructureモードは、RF-100Eをハブやルーターなどに接続して無線のアクセスポイントと見立て、これとのみ通信する場合に使う。簡易LAN間接続は、物理的に分離された二つのネットワークを2台のRF-100Eで無線接続するためのモードだ。AdHocとInfrastructureモードでは、他社製のIEEE802.11b準拠の無線LAN製品と接続することも可能だ。
RF-100Eの設定は、専用ユーティリティをインストールしたPCとLANケーブルで接続して行なう。ネットワーク構築に使うRF-100EをすべてこのPCで設定したら、PCから外してそれぞれのネットワーク機器に接続すればよい。設定はいたって簡単だが、ネットワークの初心者には、ヘルプもマニュアルも少々説明不足だと感じた。また、RF-100E自身はOSに依存しないが、専用ユーティリティがWindows版しかないのを不満に思うユーザーも少なくないだろう。
また、オフィス環境だけではなく、家庭でも威力を発揮する。屋内の場合60mまでの距離で通信できるので、ISDNルーターやADSLモデムにアクセスポイントとして接続して、家中のどこからでも無線でインターネットに接続するといった使い方もオススメだ。
■無線LANインターフェース部
・無線通信規格:IEEE802.11b
・伝送方式:直接拡散型スペクトラム拡散方式
・データ転送速度:1/2/5.5/11Mbps
・周波数範囲:2.4000GHz~2.4835GHz
・伝送距離:屋内約60m、屋外約120m(11Mbps時 屋内約30m/屋外約60m)
・チャンネル数:13
■有線LANインターフェース部
・インターフェース:10BASE-T(RJ-45)
■写真撮影
若林直樹(STUDIO海童)
□新潟キヤノテックのホームページ
http://www.niigata-canotec.co.jp/
□製品情報
http://www.niigata-canotec.co.jp/producs/rf100e.html
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