価格:オープンプライス
連絡先:半導体グループシステムメモリ事業部 営業技術部
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他メディアとの比較。左上から時計まわりに、CFカード、スマートメディア、メモリースティック、MMC |
価格はオープンプライスとなっているが、店頭では32MBは他社製品と同程度(12,000円程度)、64MBはメモリースティックの64MBと同程度(17,000円程度)の見込み。
日立は、'99年4月にコントローラとメモリを1チップ化したフラッシュメモリーカード市場に参入。5月から16MB容量のメディアのサンプル出荷を開始した。この発表時には計画として、32MBを'99年8月に、64MBを'99年中に出荷と示されていたが、そこから半年~1年ほど遅れての32/64MB品の登場となった。
32/64MB品ともに、同社の多値技術を採用した0.25μmプロセスの256MビットAND型フラッシュメモリと、RISCマイコン「SuperH」をCPUコアとしたセルベースICを搭載。64MB品については、フラッシュメモリ2チップを積層することで、マルチメディアカードでは業界最大容量を実現したとしている。また、読み込み速度14Mビット/秒、書き込み速度3Mビット/秒と、アクセス速度も業界最高レベルを実現したという。さらに、2.7~3.6Vの低電圧動作が可能なほか、インターフェイスはMMC方式と、従来から使用されているSPI方式をサポートする。
日立では、フラッシュマルチメディアカードの今後のロードマップとして、512Mビットフラッシュメモリを搭載した128MBの大容量カードや、セキュリティ機能を内蔵したSecure MMCの大容量への展開を図っていくとしている。
□日立製作所のホームページ
http://www.hitachi.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/0006/0601c.html
□関連記事
【'99年4月22日】日立、メモリとコントローラを1チップ化した16MB MultiMediaCard
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/990422/hitachi.htm
【キーワード】MultiMediaCard(MMC)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/990128/key62.htm#MMC
(2000年6月1日)
[Reported by furukawa@impress.co.jp]