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インテル、Viivバージョン1.5をデモ
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インテル マーケティング本部長 阿部剛士氏 |
6月23日 開催
インテル株式会社は23日、都内で報道関係者向けに「インテル クライアント・レギュラー・アップデート」を開催。Viivバージョン1.5のデモを行なったほか、「Bridge Creek(コードネーム)」プラットフォームを2006年第3四半期に発表予定であることを明らかにした。
インテル クライアント・レギュラー・アップデートは、同社のテクノロジーやプラットフォーム、今後の取り組みなどを報道者向けに紹介する説明会。2月、4月と続いて開催され、今回は3回目。
●Hub Connect TechnologyとViiv Media Serverをデモ
Viiv 1.5の新機能として、新たに追加される「Hub Connect Technology」と「Viiv Media Server」のデモが行なわれた。
ネットワークマップ |
Hub Connect Technologyは、Viiv対応機器の接続を容易に実現する技術。その1機能として、ネットワークデバイスの接続状況をグラフィカルに表示する「ネットワーク・マップ」機能がデモンストレーションされた。デバイスを物理的に接続した後は、エンドユーザーがデバイスの追加や設定などをウィザード形式で簡単にセッティングできる。
Viiv Media Serverは、Viiv対応PCに保存されたメディアファイルを、DMA経由で接続したデバイスでViiv対応PCと同様のインターフェイスを利用して楽しめるようにする機能。また、DMA(Digital Media Adapter)経由で接続したTVなどその他のデバイスで、Viiv対応コンテンツを一覧表示するインターフェイス「Viiv Zone」が紹介された。
DMA(Digital Media Adapter) | Viiv Zone | ローカル/リモートでコンテンツの同時再生が可能 |
このほか、Viiv対応コンテンツとして、新たにテニスの試合をストリームで配信する「JTA Tennis Online」や、映画/ドラマ/アイドル情報を有料で配信する「back pocket」が紹介された。
マーケティング本部 梶原氏 |
同社 マーケティング本部 梶原氏は、「Viivプラットフォームは、Viiv対応PCでのコンテンツ再生と同時に、リモートでの同時再生も可能である。また、HD映像編集などの、高度な要求にも応えるプロセッサパワーを備えている」と語った。
●進化するプラットフォームViiv
Bridge Creekは2006年第3四半期に投入 |
インテル マーケティング本部長 阿部剛士氏は、「年明けにエンターテイメントPC用プラットフォームとしてインテルViivテクノロジーを発表して、かれこれ半年が過ぎようとしています」と挨拶し、今年後半のハイライトとして、新プラットフォームBridge Creekを2006年第3四半期に発表予定であると紹介した。
Bridge Creekは、次世代のアーキテクチャを搭載するConroeと、チップセット「Broadwater」で構成されるプラットフォーム。その投入時期は、「下半期ということで結構早い時期」としている。 同氏は、「Conroeはインテルとしてもかなり期待しており、パフォーマンスを上げて消費電力を下げたということで、かなり画期的なマイクロプロセッサである」と語った。
ソフトウェアに関して、Viivのソフトウェアを1.0から1.5にアップデートし、新たにメディア管理機能Viiv Media Serverを搭載することを紹介。同氏は、「ユーザーにとって、デジタルホームとして、家庭の中でコンテンツを楽しむ機会が増えてくるだろう」と語った。
「今年の初めに発表したときは1.0というバージョンでした。当時、われわれはViivというプラットフォームは進化しますと、ソフトウェアが年を重ねるにつれてどんどん拡張してアップグレードしていくと申しました。ソフトウェアは来年以降もアップグレードする予定で、社内では現在、Vistaに対応する1.6が予定されています。機能的には1.5とほぼ同じで、今後も2.0、2.x、3.xとViivのソフトウェアスタックはどんどん成長していきます」と、今後もViivのアップデート継続をしていくと表明した。
デジタル・エンターテインメント・ライフの推進を目指して協業 |
これらのハードウェアとソフトウェアに加えて、Viivのエコシステムを拡張していくために、ビットワレットへの50億円の投資を行なったことや、インテル/マイクロソフト/ビットワレットの3社で推進する「スマートデジタルライフ推進プロジェクト」などの取り組みを挙げ、これらのプロジェクトを通じて、デジタル・エンターテインメント・ライフを推進していくとした。
□インテルのホームページ
http://www.intel.co.jp/
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(2006年6月23日)
[Reported by matuyama@impress.co.jp]