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インテル/ビットワレット/マイクロソフト、
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6月13日 発売
3社共同でデジタルライフを推進 |
インテル株式会社とビットワレット株式会社、およびマイクロソフト株式会社は13日、非接触ICカード「FeliCa」の普及と発展を目指す「スマートデジタルライフ推進プロジェクト」を共同マーケティング活動として推進していくと発表した。
FeliCaを用いた、PCその他の端末上での個人認証や、利便性の高い決済機能によるEコマースの発展と普及を目指すプロジェクト。具体的な活動としては、新しい利用モデルの提案や、利用者層拡大を視野に入れた実証実験、新たな導入事例の作成などを挙げている。
プロジェクトの1年後の目標は、FeliCa対応サービスの数を現在の1,400サイトからその2倍へ、リーダ/ライタ搭載PCと外付けリーダ/ライタの出荷数を2005年度の100万台からその3倍へ、そしてPCやおサイフケータイのオンライン取引高を現在の数百億円規模からその2倍へと設定し、その実現を目指して活動を推進していくとしている。
3つのエリアにフォーカスする | 2005年度の年間利用数は1億2千万件超 |
●認証や課金を簡単安心安全にするFeliCa
同日行なわれた発表会では、インテル株式会社 取締役 事業開発本部 町田栄作氏とビットワレット株式会社 執行役員 宮沢和正氏、マイクロソフト株式会社 執行役 常務 OEM統括本部/ゼネラルビジネス担当 眞柄泰利氏が出席し、プロジェクトへの取り組みについて説明した。
インテル株式会社 取締役 事業開発本部 町田栄作氏 |
インテルの町田氏は、まず、プロジェクトの目的を、「サービス、ハードウェアの端末の増加、そしてエンドユーザーが具体的に利用できるモデルを達成していくこと」とした上で、「ユーザーがオンラインでサービスを簡単に安全に楽に利用できるように、閾値を下げていくかたちで、インターネットが生活に密着して使えるような環境を提供していきたい。そのなかで、FeliCa対応PCがどんどん増えて行く。そして家庭内で使える決済の端末になっていく。また、個人認証や安全性など、決済を簡単に安全で、かつスムーズに行なえるようにして、個人の生活を便利で豊かにしていきたい」と語った。
また、同社の非接触ICカードの活用例として、非接触ICカードをリーダ・ライタにかざすことで登録されたサイトを表示する「タッチ&ビュー」や、スーパーのショッピングカートにリーダを搭載し、商品を随時積算することでレジ待ちが不要になる「タッチ&バイ」、ケータイとPCにおけるコンテンツの権利情報の共有などを紹介した。
タッチ&ビュー | タッチ&バイ | PCと携帯電話の連携 |
ビットワレットの宮沢氏は、「Edyは個人情報が不要で、年齢も不問、またプリペイド方式による節度ある使い勝手があり、ユーザーはセキュリティ上の不安や決済の煩雑さを感じることなくサービスを楽しめるもの」とEdyを説明し、これらの特徴を通じてインターネットやEコマースの利用率をすべての世代で高めていくとした。
ビットワレット株式会社 執行役員 宮沢和正氏 | Eコマースの手軽で安全な使い勝手 | マイクロソフト株式会社 執行役 常務 OEM統括本部/ゼネラルビジネス担当 眞柄泰利氏 |
マイクロソフトの眞柄氏は、同プロジェクトに期待するものとして、「認証や課金を簡単安心安全にするには、どうやって業界で進めて行くのかということに関して3社の思いは1つ。具体的な事例、あるいはどういったことが近未来に起こりえるかをマーケットに示すことが重要であろう」と語った。
□インテルのホームページ
http://www.intel.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.intel.co.jp/jp/intel/pr/press2006/060613b.htm
□ビットワレットのホームページ
http://www.edy.jp/
□マイクロソフトのホームページ
http://www.microsoft.com/japan/
□ニュースリリース
http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=2716
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【4月21日】【山田】電子マネーの本流はプリペイドでよいのか
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/0421/config102.htm
【4月18日】インテルがビットワレットに50億円投資、PCでの電子マネー普及見込む(INTERNET)
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2006/04/18/11699.html
(2006年6月13日)
[Reported by matuyama@impress.co.jp]