写真はエルピーダのサンプル品

4月11日 発表

　サーバー/ワークステーション向けの次世代メモリ「FB-DIMM (Fully Buffered DIMM)」の製品出荷が開始された。

　米Micron Technologyは10日付け(現地時間)、容量512MB～4GBのPC2-5300 FB-DIMMの出荷開始を発表。また、国内では株式会社リオワークスが米ATP製PC2-4200 FB-DIMM(512MB～2GB)を17日より出荷開始する。

　ATP製品の店頭予想価格は、512MBが19,000円前後、1GBが28,000円前後、2GBが11万円前後となる見込み。

　FB-DIMMは、メモリ基板上にバッファチップを搭載し、シリアル接続を採用することで、現行のパラレルメモリにおける配線遅延の問題を解消し、1chあたりに接続できるDIMM数を増やすことができ、大容量メモリを可能とする。対応チップセットはXeon用「Bensley(コードネーム)」。

□Micron Technologyのホームページ(英文)
http://www.micron.com/
□ニュースリリース(英文)
http://www.micron.com/news/product/2006-04-10_fbdimm_release.html
□リオワークスのホームページ
http://www.rioworks.co.jp/
□ニュースリリース
http://rioworks.co.jp/mt/archives/2006/04/dempsy_ddr2_533.html
□関連記事
【2005年11月14日】【海外】Intelのロードマップに影響を及ぼすFB-DIMM問題
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2005/1114/kaigai224.htm
【2005年10月31日】【海外】リンクしていたIntelのシリアルFSBとFB-DIMMプロジェクト
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2005/1031/kaigai221.htm
【2005年10月27日】【海外】IntelのサーバーCPU計画に大幅な遅れ
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2005/1027/kaigai219.htm
【2004年12月20日】エルピーダ、次世代メモリ「FB-DIMM」をサンプル出荷
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/1220/elpida.htm
【2004年11月15日】【海外】シリアルになるFSBとメモリ
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/1115/kaigai134.htm
【2004年9月11日】【元麻布】RDRAMが拒絶され、FB-DIMMが受け入れられた理由
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0911/hot337.htm
【2004年2月20日】【元麻布】メモリインターフェイスがシリアルになるとき
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0220/hot304.htm
【2003年7月29日】【海外】次世代メモリモジュール規格で激突するIntelとAMD
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/0729/kaigai007.htm

(2006年4月12日)

[Reported by wakasugi@impress.co.jp]