1月18日(現地時間)発表

　米AMDは18日(現地時間)、2005年第4四半期の決算を発表した。

　2005年の通期は、売上高がこれまで最高だった2004年の50億ドルの17%増となる58億5,000万ドル。純利益は1億6,500万ドル(1株当たり利益0.4ドル)で、2004年の純利益9,100万ドル(同0.25ドル)を大きく上回った。

　売上高は過去最高となる18億4,000万ドルで、前年同期比45%増となった。経常利益は前年同期比930%増の2億600万ドル、純利益は前年同期の3,000万ドルの赤字から9,600万ドルの黒字に転換した。1株当たり利益は0.21ドル。

　なお、富士通とのNOR型フラッシュメモリの合弁会社Spansionが株式公開する際、AMDが持つ株式を37.9%まで減少させ、現金支出を伴わない1億1,000万ドルの費用が計上されている。この費用を除外した場合の純利益は2億500万ドル、1株当たり利益は0.45ドル。

　CPU部門は過去最高の13億1,000万ドルの売上高で、前年同期から79%増。経常利益も過去最高の2億8,700万ドルとなった。好調な要因として、CPU製品の出荷数および平均価格が上昇したことを挙げており、サーバー、デスクトップ、モバイルの全セグメントにおいて需要が増加したという。

　フラッシュメモリ部門は、売上高が4億8,700万ドルで前年同期比3%減、経常損失が6,200万ドル。同部門はSpansionの株式公開により、12月20日までの数値になっている。2005年12月21日以降、Spansionの業績はAMDの業績に含まれなくなる。

□AMDのホームページ(英文)
http://www.amd.com/
□ニュースリリース(英文)
http://www.amd.com/us-en/Corporate/VirtualPressRoom/0,,51_104_543~104495,00.html
□ニュースリリース(和文)
http://www.amd.com/jp-ja/Corporate/VirtualPressRoom/0,,51_104_543~104519,00.html
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(2006年1月19日)

[Reported by yamada-k@impress.co.jp]