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2003年国内PC市場は出荷増ながら出荷金額減少
~2004年はオリンピック不況ながら7.6%増を予想

3月25日 発表



 ガートナー ジャパン株式会社は、2003年の国内PC市場調査結果を発表した。それによれば、出荷台数は2.9%増の1,274万台と3年ぶりに増加したが、単価の低下を受けて出荷金額は5.4%減の1兆8,333億円となった。

 法人市場は好調で対前年で7.6%の増加。一方、個人市場は2.2%のマイナスで3年連続で縮小している。

 また、機種別ではノートPCが4.7%増、デスクトップPCが1.2%増と、ノートの成長が目立ち、全体の49.7%をノートPCが占めた。

 PCの平均出荷単価は144,000円で前年のマイナス8.1%で、価格低下は続いている。

 ベンダー別では、1位NEC、2位富士通は昨年通りながら、デルが5位から3位に躍進し、ソニー、東芝が1つずつ順位を下げている。

 また、上位5社までのシェアは34.6%で昨年より0.7%増加する一方で、6位の日本IBMと7位の日本HPもシェアを伸ばしており、業界全体の寡占化が進む傾向が顕著になっている。

 2004年については、デジタル家電への投資によりPCが売れなくなる「オリンピック不況」が予想されるとしながらも、法人の買い換え需要と後半の個人市場のプラス転換により、出荷台数ベースで7.6%増、金額ベースで1.6%減の成長を予想している。

□ガートナージャパンのホームページ
http://www.gartner.co.jp/
□ニュースリリース(PDF)
http://www.gartner.co.jp/press/pr20040325-01.pdf
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(2004年3月25日)

[Reported by date@impress.co.jp]


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