米AMDは17日(現地時間)、2002年第1四半期の決算を発表した。売上高は9億207万ドル(対前期比4%減、対前年同期比24%減)、純損失は916万ドルとなり、1株あたりの純損失は0.03ドル。

　2002年第1四半期におけるPC向けプロセッサの販売数は800万個で、1四半期における販売数としては過去最高となった。プロセッサの売り上げは6億8,400万ドルで、対前年同期比で3%増、対前期比で3%減となっている。

　同社の会長兼CEO W.J.サンダース氏は「Athlon XPへの強い需要により、PC向けプロセッサの記録的売上数量を実現し、プロセッサ市場におけるAMDのシェアを向上したと確信している」と、プロセッサの売れ行きが好調に推移していることを説明した。

　また、「サーバー向けプロセッサ“Athlon MP”の売り上げも増大している。北米市場におけるマーケティング活動はまだ初期段階だが、数量ベースでの市場シェアは約6%に達した」(同氏)としており、サーバー市場でも同社が好調であることを示した。

　さらに、「0.13μmプロセスルールのモバイル向けプロセッサ“モバイルAthlon XP”(コードネーム:Thoroughbred)を既に出荷開始しており、デスクトップ向けも今四半期中に出荷開始する。0.13μmプロセスへの移行は非常に順調で、0.13μmプロセスへの100%の移行も、予定より早く行なえるだろう」と、今後の展望を語った。

　また、「今年の1月に、次世代プロセッサ“Hammer”の動作サンプルを見せた。重要なインフラストラクチャ・パートナーへのサンプル出荷も既に開始しており、2002年末には出荷を開始する計画への自信を深めている」と、Hammerについても順調であると述べている。

□AMDのホームページ(英文)
http://www.amd.com/
□ニュースリリース(英文)
http://www.amd.com/us-en/Corporate/VirtualPressRoom/0,,51_104_543~19335,00.html
□ニュースリリース(和文)
http://www.amd.com/japan/news/corppr/nr22079.html
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(2002年4月18日)

[Reported by yosida-s@impress.co.jp]