【特別企画】
薄さと軽さ、長時間駆動を極めた最強2-in-1「dynabook Vシリーズ」
ユーザーの利便性にとことんこだわった仕様も魅力
(2016/12/16)
インテル® Core™ プロセッサー搭載。
Intel Inside® 圧倒的なパフォーマンスを
ご購入はお近くの販売店または東芝ダイレクトへ
2016年4月1日に、東芝のPC事業を引き継いでの船出となった、東芝クライアントソリューション。その東芝クライアントソリューションから、意欲的な新製品が登場した。それが、「dynabook V」シリーズだ。
液晶ディスプレイ360度開閉型の2-in-1 コンバーチブルPCだが、東芝時代から31年間培われたPC関連技術を駆使し、魅力溢れる製品に仕上がっている。
dynabook V82
薄さ約15.4mm、軽さ約1,099gを実現し、堅牢性も抜群
2-in-1 PCには様々な仕様の製品があり、dynabookシリーズもキーボード着脱型の2-in-1 PCをラインナップしている。そういった中、今回登場した「dynabook V」は、液晶が360度開閉するタイプの2-in-1 コンバーチブルPCとなっている。
液晶が360度開閉する2-in-1 コンバーチブルPC
※すべり止めがついていないので、無理に押したりすると滑ったりPCや設置面に傷がつく場合があります
液晶360度開閉型の2-in-1コンバーチブルPCは、クラムシェルPCとしての利便性を一切失うことなく、液晶を360度開くことでタブレットPCとしても利用できることから、筆者の個人的な考えでは、2-in-1 PCの理想型という印象が強い。
そうはいっても欠点がないわけではなく、液晶の360度開閉機構が不可欠となるために、どうしても本体の薄さや重量といった部分で不利となってしまう。しかしdynabook Vシリーズでは、そういった不利な部分を感じさせない薄さと軽さを実現している。
dynabook Vシリーズの液晶開閉機構
まず何より際立っているのが、その薄さだ。高さは約15.4mmと、薄さを極めるクラムシェルノートPCに匹敵。実際に本体を手にすると、その薄さにとにかく驚きを感じるほどで、この薄さなら薄めの鞄やブリーフケースなどにも余裕で収納できると感じる。
また、重量も約1,099gと、こちらも十分な軽さを実現。重量バランスに優れることもあって、手に持つと数字以上に軽く感じる。毎日鞄に入れて持ち歩く場合でも、この軽さなら苦になることはないはずだ。
薄さと軽さが際立っている。重量バランスも良く持ち運びもラクラク
これだけの薄さと軽さを実現していると気になるのが堅牢性だが、dynabook Vシリーズではその点も心配がない。
dynabook Vシリーズは、100kgf面加圧試験や76cmの高さからの落下試験など、過酷な試験にもパス(※1)しているそうだが、本体を手にするとそれを容易に実感できる。液晶を閉じた状態はもちろんのこと、液晶を開いて薄い本体や液晶部をひねってみても、歪むことがほとんどなく、華奢という印象はない。
本体の剛性に不安を感じたことはなかった
dynabook Vシリーズでは、本体素材として強度に優れるマグネシウム合金を天板、キーボード面、底面に採用するとともに、液晶面には米国Corning製の強化ガラス「Gorilla® Glass 4」を採用している。
天板、キーボード面、底面にマグネシウム合金を採用
その上で、外部から加わる様々な力による影響を独自のシミュレーション技術で解析し、安定して高い強度を実現できる設計とすることで、優れた堅牢性を確保しつつ、薄く軽いボディを実現している。
さらに、2万回にも及ぶ360度液晶開閉試験や、短時間で長期利用時の信頼性を検証できる「高加速寿命試験 (HALT)」も実施(※1)。こういった様々な技術を駆使することで、本体の薄さと軽さに加えて優れた堅牢性も両立しているわけだ。毎日持ち歩くモバイルPCとして、これほど心強いことはないだろう。
堅牢性を検証するため、360度液晶開閉試験や高加速寿命試験 (HALT)を実施(※1)
指紋認証や顔認証など、セキュリティ機能が充実
モバイルPCでは、物理的な堅牢性はもちろんのこと、万が一に備えられる優れたセキュリティ性も求められる。特に、ビジネスシーンで利用する場合には、非常に重要なポイントとなる。
dynabook Vシリーズでは、TCG Ver2.0準拠のTPMチップや、BIOSレベルでのパスワード保護、内蔵ストレージのパスワード保護などのセキュリティ機能を標準搭載。また、Windowsログオン認証などに活用できる指紋認証センサー(※2)が全モデルでタッチパッド部分に採用されている。
タッチパッドの左上に指紋認証センサー(※2)を備える
加えて、最上位モデルとなるdynabook V82では、赤外線カメラを活用した顔認証用カメラモジュールも搭載している。もちろん、双方ともWindows 10が備える生体認証機能「Windows Hello」に対応する。
顔認証センサー(※2)は、モニター上部の左側に搭載されている
Windowsのログオン認証にパスワードを利用する場合、毎回のパスワード入力が面倒に感じることがある。それだけでなく、外出先でのパスワード入力は、のぞき見される危険性があり、安全性という観点からも問題がある。
しかし、指紋認証や顔認証などの生体認証機能によるログオンなら、第三者による悪意あるログオンをかなり高い確率で防ぐことが可能。加えて、パスワード入力の手間を省き、簡単にログオンできるようになるため、省力化にもつながる。
実際に、双方のモジュールを利用したログオン認証を試してみた。
まず指紋認証は、スライド式ではなくタッチ式。ログオン時に指を指紋認証センサー(※2)に軽くタッチするだけで、ほぼ瞬時に認証が完了しログオンできる。認証精度も十分に優れており、タッチする指の角度もほとんど問わない。横向きや逆向きにタッチしても問題なく認証された。
同様に顔認証も高精度。スリープから復帰して画面前に顔を持って行くと、1秒とかからず認証が完了しログオンできる。それも、極端に画面に顔を近づけなくても、デスクに本体を置いて椅子に座った程度(50cmほど)の距離でもしっかり認識される。
加えて、赤外線カメラを使っているため、写真を使ってログオンしようとしてもきちんとはじいてくれる。優れたセキュリティと高い利便性を両立できるという意味で、これら生体認証機能の搭載は、ビジネスシーンではもちろん、個人ユースでも魅力が高いはずだ。
ところで、dynabook V82に搭載された顔認証用カメラモジュールは、本体の薄型化を実現するために、小型のモジュールを新規開発している。顔認証用カメラモジュールは、汎用のものが存在しており、そちらを利用した方がコスト的に有利となる。
しかし、汎用モジュールはサイズが大きく、薄型軽量化の実現が難しいことから、わざわざ新規に開発したのだという。そこまで力を入れているという点からも、開発陣のdynabook Vシリーズへの意気込みが伝わってくる。
新開発された顔認証用カメラモジュール
約17時間(※3)の長時間駆動を実現し、急速充電にも対応
携帯性に優れる薄型軽量ボディと高い堅牢性、優れたセキュリティ性に加えて、dynabook VシリーズにはもうひとつモバイルPCとして大きな魅力がある。それは長時間のバッテリー駆動が可能という点だ。
薄型軽量ボディでは、どうしても搭載できるバッテリー容量が限られ、駆動時間が短くなることが少なくない。しかしdynabook Vシリーズでは、長年培われた東芝独自の高密度実装技術を活用することで、メイン基板を小型化し、バッテリー搭載スペースを最大限確保している。
基板の面積は、従来機「dynabook KIRA V83/T」(2015年秋冬モデル)より14%も小型化
加えて、搭載デバイスの省電力を突き詰め、回路設計から電力効率を追求。電力ロスを徹底的に排除することによって、約17時間(※3)もの駆動時間を実現している。
しかも、dynabook Vシリーズには第7世代インテル® Core™ プロセッサーまたはCeleron® プロセッサーを搭載。薄型軽量ボディながら、高性能を追求しつつ、長時間駆動も両立するという点は、モバイルPCとして大きな魅力となる。
急に外出しなければならないという時に限って、充電し忘れていたということも良くあるが、dynabook Vシリーズではわずか30分で約7時間(※3)分のバッテリー駆動がまかなえる急速充電「お急ぎ30分チャージ」が可能となっている。これなら、出掛ける前のわずかな時間でも、外出時に十分利用できるだけの充電が可能だろう。
充電時間と駆動時間の目安
※バッテリー駆動時間は、PCが電源OFFまたはスリープ時にバッテリー残量が0%の状態から充電した場合の時間です
また、急速充電はバッテリーへの負荷を高め、バッテリー寿命を縮める要因となるが、dynabook Vでは充電状態に応じて充電電力をコントロールし、急速充電を行いながらもバッテリー寿命を低下させないような工夫が盛り込まれている。そのため、急速充電による短期間でのバッテリーのへたりも気にする必要がない。
充電開始30分は急速充電。その後、電力を調整しながらゆっくり充電し、バッテリーの劣化を抑える
長時間のバッテリー駆動に加えて、内蔵バッテリーの急速充電が可能という点も、ユーザーにとって見逃せない特長だ。
超薄型ながらストロークの深いキーボードを搭載
クラムシェルPCとして快適に利用するには、キーボードの扱いやすさが重要なポイントとなる。dynabook Vのキーボードは、いわゆるアイソレーションタイプのものだが、主要キーのキーピッチは横が約19mmとフルピッチを確保。縦のピッチはやや狭いものの、違和感なくタッチタイプできる。
キーピッチが約19mmのフルサイズキーボード。キーボードの周囲4カ所に突起を設け、タブレット使用時、机などに直接触れない仕組みになっている
また、薄形ボディながら十分な深さのストロークを備えている点も大きな特長だ。最近の薄型ノートPCでは、ストロークが1mmを切るキーボードを搭載するものも増えている中、dynabook Vのキーボードは約1.5mmと、ゆとりの深さを確保している。
実際にタイピングしてみても、ストロークの深さに加えて、適度なクリック感もあるため、しっかりキーを押しているという感覚が指に伝わってくる。これには、ボディ剛性が高く、タイピング時にキーボード面のたわみをほとんど感じないという部分も、大きく影響しているはずだ。
また、キートップ中央付近が0.2mmとわずかに凹んだ形状となっているため、指への馴染みもいい。打鍵感は薄型ノートPCに搭載されるキーボードとは思えないほどで、長文のテキストも快適に入力可能と感じた。この他、キーボードにはバックライトを搭載。薄暗い場所でのタイピングが快適にこなせるのも嬉しい。
キートップ中央付近が0.2mm凹んでいる
明るさを3段階に変えられるバックライト搭載
キーボード手前にはポインティングデバイスのタッチパッドを搭載する。dynabook Vシリーズはタッチ対応ではあるが、クラムシェルPCとして利用するにはタッチパッドは不可欠。クリックボタン一体型の一般的なタッチパッドではあるが、十分面積が広く、軽快なカーソル操作が可能だった。
また、指紋認証センサー(※2)部分はタッチパッド面よりわずかに凹んでいる。カーソル操作時の邪魔にはならないので安心だ。
なお、液晶を360度開くことでタブレットとして利用できるようになるが、液晶部分が180度を超えて大きく開くと自動的にキーボードの動作がオフとなる。タブレットモードではキーボード部分に触れるように本体を持つことになるが誤入力の心配はない。その場合でも指紋認証センサー(※2)の動作はオフとならないため、タブレットモードでスリープ復帰した場合でも、指紋認証でログオン可能だ。
タッチ操作はもちろん、ペン入力も標準サポート
液晶には、1,920×1,080ドット表示に対応する12.5型パネルを採用している。フルHD超の液晶ではないが、12.5型というサイズを考えると、フルHDでも表示解像度が足りないと感じることはない。また、高輝度かつ広視野角のパネルを採用しており、視点を大きく移動させても明るさや色合いの変化はほとんど感じない。
dynabook Vシリーズは液晶を360度回転させタブレットとしても利用できるが、広視野角のため、縦横どちらの向きで利用する場合でも高い表示品質を保ったまま利用できる。テーブル越しでプレゼンを行う場合でも、自分はもちろん相手にしっかり内容を提示できるはずだ。もちろん、表示品質は十分に優れており、デジカメ写真やウェブ動画も高品質で楽しめる。
2-in-1 PCでは、光沢仕様の液晶を搭載する製品が多く、外光の映り込みが激しく、文字入力中心の作業を行う場合など、作業環境によって作業効率が大きく低下してしまうことがある。しかしdynabook Vの液晶表面には非光沢フィルムが貼られており、外光の映り込みが少なく、文字入力作業も快適にこなせる。これも、ビジネスモバイルとして、見逃せない特長と言えるだろう。
映り込みの少ないノングレア液晶
液晶部分のヒンジは、2軸ヒンジを採用。液晶側のヒンジが0度から180度まで回転し、180度を超えると本体側のヒンジが回転することで、360度の開閉を可能としている。このヒンジは、薄型ボディに合わせて新規に採用された、非常に小さなものとのことだが、液晶部を適度なトルクで保持しつつ、スムーズに開閉できる優れもの。クラムシェルPCとして利用する場合でもぐらつきを感じることなく、安定して液晶面が保持される。
液晶側と本体側にヒンジを備えることで負荷を分散
加えて、本体底面と天板側にマグネットを内蔵し、液晶を360度開いた場合にマグネットで液晶天板と本体の底面がくっつき、ぴったり保持されるという点も、ユーザーにとって嬉しい気づかいと言えるだろう。
2-in-1 PCということで、当然タッチ操作に対応。クラムシェルPCとして利用している場合でも、Windows 10やタッチ対応アプリをタッチで快適に操作できるし、液晶を360度開けばタブレットとしてタッチ操作のみで利用できる。
タッチでの操作性も十分に軽快だが、dynabook Vではペン入力も標準サポート。dynabook V82とV72の上位2モデルには「アクティブ静電ペン」が付属している(下位モデルでは、オプションのアクティブ静電ペンを購入することで利用可能)。
このアクティブ静電ペンは、ワコムとの共同開発による「アクティブ静電結合方式(AES)」を採用したもので、2,048段階(※4)の筆圧検知に対応。筆圧によって、まるで実際のペンで書いているかのような線の太さや濃さの違いを表現できる。
また、液晶表面のガラスは液晶パネルとすき間なく貼られたダイレクトボンディングで視差が少なく、ペン芯は直径1mmと細いため、ペン先をしっかりと視認しながらペン入力が可能で、細かな文字も書きやすい(※5)。液晶ディスプレイ表面に貼られているフィルムと、ペン先の素材を最適化し、紙にボールペンで書いている状態に近い感触を実現しているとのことだが、確かにその感触に近い軽快さだと感じた。
アクティブ静電ペンにより、繊細なタッチを再現
相手に見せるにはフラットスタイルが便利。キーボードから、タッチやペンへの入力切り替えもスムーズにできる
さらに、購入後すぐ活用できるペン対応アプリもプリインストール。中でも手書きノートアプリの「TruNote」は、手書きメモを取るだけでなく、取った手書きメモの文字やマークでページを検索ができるほか、テキストデータに変換して他のアプリで活用できる。
そして、Windows 10 Anniversary Updateからサポートされた、Windows標準のペン機能「Windows Ink」もサポート。表示中の画面を取り込んでメモを書き込むことも簡単に行える。ビジネスシーンでは文書をチェックしたりすることも多いと思うが、いちいち紙に印刷することなく手書きで修正指示を出したりでき、作業効率の向上やコスト削減にも役立つだろう。
スピーカーの音質にびっくり
dynabook Vシリーズに搭載されるスピーカーは、音質に妥協することなく、限られたスペースの中で最高の音質を追求している。
ハーマン・インターナショナル社と共同開発した、高級オーディオブランド「harman/kardon® 」のスピーカーユニットとスピーカーボックスで構成される、バスレフ型ステレオスピーカーを採用。力強く豊かな低音と、繊細な高音域まで、クリアに再生される。また、ボリュームを大きくしても音が割れることなく、しっかり再生できる点も特長となっている。
「harman/kardon® 」のバスレフ型ステレオスピーカーを採用
近年、プレゼン資料などで動画を採用する例が増えており、ビジネスモバイルPCでも優れたサウンド再生能力が求められるようになってきている。そういった需要を背景として、開発当初から高音質スピーカーの採用が決められていたという。そしてこれは、ビジネスシーンだけでなく、個人ユーザーにとっても、Web動画の視聴やWebゲームのプレイといった場面でも、本体内蔵スピーカーだけで十分なクオリティの音を楽しめるというように大きなメリットとなる。
また、タブレットモードで180度回転させると、スピーカーの位置が左右入れ替わることになるが、タブレットモードでは左右が自動的に入れ替わるようになっている。非常に細かな部分だが、利用状況を問わず、常に最適なサウンドを楽しめるという点も、ユーザーにとって嬉しいポイントだ。
薄型軽量でも性能に妥協なし
高性能CPUを搭載するノートPCで問題となるのが、発熱の処理だ。特に薄さを極めたノートPCでは、熱を満足に放出できず、CPUが高熱となりせっかくのパワーを最大限引き出せない場合も少なくない。
しかも、今回試用した最上位モデルのdynabook V82は、CPUに最高レベルの処理能力を誇る最新の第7世代インテル® Core™ i7-7500U プロセッサーを採用していることもあって、高負荷時の発熱も比較的高く、熱への懸念も大きくなる。
ただ、この点も全く抜かりがない。dynabook Vには、HDDの軸受技術を応用した新設計の高寿命薄型空冷ファンを搭載している。
この空冷ファンは、厚さが約3.7mmと薄いにもかかわらず、十分な風力でCPUの熱をしっかりと外部に放出。CPUからヒートパイプでファンまで熱を移動させるとともに、本体底面と後部の2ヶ所に吸気口を用意し、しっかりとした空気の流れも確保し、薄形ボディながら十分な放熱能力を確保。実際に、高負荷の作業を行うと、空冷ファンが高回転となり、本体後部の排気口から十分な風力で熱が排出されることを確認できる。
厚さ約3.7mmの空冷ファン
左側が排気口、右側が吸気口
また、高負荷の作業を行っている状態で、CPUやCPU内蔵GPUなどの動作クロックの推移を確認したところ、動作クロックが大きく低下するような挙動は確認できなかった。このことからも、CPUの熱がしっかり外部に放出できていると言っていいだろう。
dynabook V82は、CPU以外のスペックも充実。メインメモリはLPDDR3-1600を8GBと必要十分な容量を搭載。内蔵ストレージも、512GBのSATA SSDと大容量。無線機能は、802.11a/b/g/n/ac準拠無線LANとBluetooth 4.1を搭載する。
外部ポートは、USB 3.1およびThunderbolt™ 3(※6)対応のUSB Type-Cポートと、USB 3.0対応のUSB Type-Aポートを1ポートずつと、ヘッドホン・マイク共用ジャックのみとなる。必要最低限という印象もあるが、USB Type-Cポートのみだけでなく、USB Type-Aポートも備えるため、現在普及しているUSB周辺機器も変換アダプタ不要で利用できる点は嬉しい。
左側面にUSB 3.1およびThunderbolt™ 3(※6)対応のUSB Type-Cポートと、イヤフォンジャックを搭載
右側面にはUSB 3.0対応のUSB Type-Aポートと、電源ボタンが備えられている
なお、その他のポートを利用する場合には変換アダプタなどが不可欠となるが、dynabook VにはギガビットイーサネットポートやHDMI出力、アナログRGB出力、USB 3.0ポートを備える「USB Type-Cアダプター」が標準添付されており、そちらを利用することでオフィスで必要となるポート類も簡単に拡張できる。
USB 3.0ポートやHDMI出力を搭載するUSB Type-Cアダプター
また、このUSB 3.1 Type-CポートはThunderbolt™ 3対応で、対応ディスプレイとケーブル1本で接続し4K映像信号を出力できる。加えて、内蔵バッテリーの充電もUSB Type-Cポート経由で行う仕様となっている。USB PD準拠のため、付属のACアダプターを利用した充電だけでなく、USB PD給電対応機器経由での充電もサポートする。
背面には電源コネクタを備える
例えば、USB PD給電対応のThunderbolt™ 3対応ディスプレイに接続すれば、映像出力を行いながら内蔵バッテリーの充電も可能。対応機器があれば、ポートを節約しつつ便利に活用できるはずだ。
現役2-in-1コンバーチブルPCとしてトップクラスの魅力を備える
今回紹介してきたように、dynabook Vは単なる薄型軽量2-in-1コンバーチブルPCではなく、東芝が長年培ってきた技術の粋を集めることで、堅牢性、性能面、長時間駆動など、究極の2-in-1コンバーチブルPCと言ってもいいほどの魅力を備える製品に仕上がっている。
また、実際に使えば使うほど、細かな部分までユーザーの利便性を追求していることが伝わり、その魅力がどんどん高まってくる。現役2-in-1コンバーチブルPCの中でトップクラスの魅力を備える製品であることは間違いないだろう。
その魅力は実際に触ることで如実に実感できるため、まずはパソコン量販店店頭で展示機に触れてみてもらいたい。そして、高性能ビジネスモバイル用途はもちろん、個人で利用するメインマシンとしても、広くお勧めしたい。
なおdynabook Vシリーズのうち「V72/V62/V42」は、メーカー直販サイトの東芝ダイレクトでWebオリジナルモデル「VZシリーズ」として販売されている。東芝ダイレクトの会員になると、特別価格で購入できるという特典も。
※Intel、インテル、Intel ロゴ、Intel Inside、Intel Inside ロゴ、Intel Atom、Intel Atom Inside、Intel Core、Core Inside、Celeron、Celeron Inside、Ultrabook は、アメリカ合衆国および/またはその他の国におけるIntel Corporation の商標です。
※Microsoft、Windowsは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
※1 無破損、無故障を保証するものではありません。これらのテストは信頼性データの収集のためであり、製品の耐落下衝撃性能や耐加圧性能をお約束するものではありません。また、これらに対する修理対応は、無料修理ではありません。落下後はかならず点検・修理(有料)にお出しください。
※2 本機能を使用するには、あらかじめ設定が必要です。顔認証/指紋認証機能は、データやハードウェアの完全な保護を保証しておりません。本機能を利用したことによる、いかなる障害、損害に関して、いっさいの責任は負いかねますので、ご了承ください。
※3 V82、V72、V62のみ。V42は後報。JEITAバッテリ動作時間測定法(Ver.2.0)による値。実際の駆動時間は使用環境および設定などにより異なります。
※4 筆圧に応じて文字の太さが変わる筆圧検知機能は、ソフトウェアに依存します。
※5 画面にフィルムなどを貼った場合、従来の書き心地とは異なります。
※6 市販のThunderbolt™ 3対応周辺機器が必要です。