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写真で見る「Diginnos Tablet」2モデル

Diginnos Tablet DG-D07S
発売中

価格:12,980円~19,980円

 株式会社サードウェーブデジノスから、Rockchip製の最新SoCを搭載した7型タブレット「Diginnos Tablet DG-D07S」、10型タブレット「同DG-Q10S」が発売となった。価格は前者が12,980円、後者が19,980円だ。今回量産機をお借りできたので、写真レポートをお届けする。

 両モデルともにRockchip製の最新28nm HKMGプロセス採用SoCを搭載するのが特徴。DG-D07SはCortex-A9デュアルコアで最大1.2GHz駆動の「RK3169」、DG-Q10SはCortex-A9クアッドコアで最大1.6GHz駆動の「RK3188」。GPUは前者がPowerVR SGX540、後者がMali-400MP4となっている。

 また、充電はMicro USBに対応しておらず、専用のACアダプタを用いる必要がある。付属品は共通で、ACアダプタ、Micro USB→USBオスケーブル、Micro USB→USBメスケーブルが付属する。後者は本機をUSBホストとして使う際に必要で、親切な付属品と言えるだろう。

DG-D07S

 DG-D07Sはフルメタルボディ採用で、背面がヘアライン加工されている。高級感があるが、ヘアライン面が特にコーティングがされていないようで、残念ながら手触りはそれほど良くないように感じた。

 メモリは1GB、ストレージは8GB、液晶は1,280×800ドット表示対応7型、OSはAndroid 4.2を搭載。インターフェイスは、IEEE 802.11b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 2.1+EDR、Micro USB、microSDカードスロット、Mini HDMI出力、音声出力、加速度センサー、30万画素前面カメラ/200万画素背面カメラ、ステレオミニジャックによる音声出力などを備える。

 液晶パネルの方式は非公開とされているが、実際は角度をつけて見ても色変化が少なく、比較的広視野角。カメラの画質はあまり良くなく、パンフォーカスしか備えていないため、あくまでもビデオチャット用と割り切ったほうが良い。

 タブレットではあるものの、スマートフォン向けUIを採用。Google Playが導入されていないため、アプリの導入はTapnow Marketを利用する必要がある。Androidの動作は軽快で、Quadrantでベンチマークした結果はデュアルコアSoC搭載製品としては平均的だった。

DG-Q10S

 DG-Q10Sは同社初の10.1型タブレット。解像度は7型と同じ1,280×800ドット。こちらはマットな質感の背面となっている。

 メモリは1GB、ストレージは16GB、OSはAndroid 4.1を搭載。インターフェイスは、IEEE 802.11b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0、Micro USB、microSDカードスロット、Mini HDMI出力、音声出力、加速度センサー、30万画素前面カメラ/200万画素背面カメラ、ステレオミニジャックによる音声出力などを備える。

 こちらも液晶パネルの方式は非公開だが、比較的広視野角という印象。そのほかの特徴はDG-D07Sとほぼ同等だ。解像度も同じだが、本機はタブレットUIとなっている。

 CPUがクアッドコアということもあり、Webブラウジングなどの操作はDG-D07Sと比較すると軽快な印象。Quadrantベンチマーク結果もTegra 3搭載の「Eee Pad TF201」を超えており、高性能である。

【表】Quadrant Professional
GD-07SDG-Q10S
Total32125020
CPU572713584
MEM33724677
I/O41713574
2D901935
3D18872328

(劉 尭)