【写真と動画で見る】NTTドコモ「Optimus Pad L-06C」
〜日本初登場のAndroid 3.0搭載タブレット


 NTTドコモから3月下旬に発売が予定されている、LG Electronics製のAndroid 3.0搭載8.9型タブレット端末「Optimus Pad L-06C」。今回、短時間ながら評価機を試用する機会を得たので、写真を中心とした簡単なレビューをお届けする。ただし、今回試用した個体は、開発中の評価機のため、仕様面などに製品版と異なる部分が存在する可能性がある点はご了承願いたい。

●本体仕様をチェック

 ではまず、Optimus Padの仕様を確認していこう。

 Optimus Padは、日本初登場となる、Android 3.0搭載タブレット端末だ。本体サイズは、約150×243×12.8mm〜14.1mm(幅×奥行き×高さ)となっている。初代iPadと比較すると、奥行きはほぼ同じで、幅が39mmほど狭くなっている。これは、ワイド液晶パネルを採用しているためだ。高さは12.8〜14.1mmと、iPadとほぼ同等だ。実際に横に並べた写真を見ても、横幅と厚さはiPadとほとんど同じことがわかると思う。

液晶パネル面。液晶は、1,280×768ドット表示対応の8.9型IPS液晶を採用。発色は非常に鮮やかで視野角も広く、表示品質はかなり優れる フットプリントは、約150×423mm。ワイド液晶を搭載しているために、かなり横長のデザインとなっている。iPadと比較すると、高さほぼ同じだが、幅がかなり狭くなっていることがわかる 高さは、約12.8〜14.1mm。iPadとほぼ同等。ちなみに、底面側が薄く、上部側が厚くなっている

 Optimus Padは幅がiPadよりも狭いこともあり、筆者の手ならを縦位置で本体両端を掴むように持って利用できた。ただ、手の小さな女性などは難しいかもしれない。本体重量は、約620g。初代iPadよりは軽いが、本体サイズが小さいこともあって、実際に手に持つとややずっしりと感じる。

 液晶パネルは、1,280×768ドット表示に対応する、8.9型IPS液晶を採用。発色は鮮やかで視野角も広く、表示品質は非常に良好だ。液晶表面は光沢処理が施されているので、外光の映り込みは若干気になる。

 カメラは、本体裏面と液晶パネル面の双方に搭載されている。裏面側には、有効画素数約500万画素のCMOSカメラが2個搭載されており、静止画および動画を3Dで撮影できる。カメラ横にはフラッシュも搭載している。撮影した3D映像は、本体ではそのまま視聴できないので、HDMI出力を利用して3D対応TVに接続して楽しむのが基本となる。ただし、本体の液晶でも、赤青メガネを利用したアナグリフ表示なら可能となっている。液晶パネル面には有効画素数約200万画素のCMOSカメラを搭載しており、ライブチャットなどに活用できる。

 本体周囲の接続端子類は、側面の底面側にUSB 2.0とHDMI、左側面側にオーディオ出力を備える。SDカードスロットなど、外部メモリスロットは用意されていない。また、左側面には電源ボタン、上面側に音量調節用のボタンを用意。さらに上面側には、動画撮影時に利用するマイクがある。

 スピーカーは、左側面に1個、右側面に2個の計3個搭載されている。横向きでの利用時に左側面と右側面の上側1個のスピーカーが、また縦向きでの利用時に右側面2個のスピーカーが動作するようになっており、縦横どちらの向きで利用してもステレオで音声が再生されるよう工夫されている。

本体底面側。Optimus Padは、横向きでの利用が基本とされており、こちら側が底面となる 底面中央部には、USBとHDMIの各端子が用意されている 左側面。こちらから見ると、底面側が薄く、上部が厚くなっていることがわかる。とはいえ、その差は1.3mmであり、手に持ってもほとんど感じない
左側面には、電源ボタンとスピーカー、オーディオ出力が用意されている 左側面の底面側には電源コネクタを用意 上面側。特に目立つ装飾もなく、非常にすっきりとしている
上面には、音量調節用のボタンがある。また、左に見える穴は、動画撮影時などに利用するマイクだ 右側面。こちらにもスピーカーが2個配置されており、横向きだけでなく縦向き利用時でもステレオで音声の再生が可能だ 裏面側。マットブラック塗装で、落ち着いた印象だ
裏面上部に、有効画素数約510万画素のCMOSカメラを2個搭載し、静止画や動画の3D撮影が可能。横にはフラッシュも搭載 液晶パネル面左上にもCMOSカメラを搭載。こちらは有効画素数約200万画素で、ライブチャットなどに活用できる 裏面のフタを開けると、SIMスロットがある

 Optimus Padのハードウェアスペックは、表にまとめたとおりとなっている。CPUにはNVIDIAの1GHzデュアルコアCPUであるTegra 2を採用。内蔵フラッシュメモリは標準で32GB搭載するも、前述の通りSDカードなどの外部メモリは非対応。3GはHSDPA下り最大7.2MbpsHSDPA、HSUPA下り最大5.7Mbpsに対応。無線機能は、IEEE 802.11b/g/nおよびBluetooth 3.0+HSが搭載される。内蔵バッテリは6,400mAhと大容量で、3G連続待ち受け時間は約900時間。

【Optimus Padのスペック】
OS Android 3.0
CPU NVIDIA Tegra 2 1GHz
内蔵フラッシュメモリ 32GB
液晶 1,280×768ドット/1,677万色表示対応8.9型ワイドTFT(IPS)
タッチパネル 静電容量式
裏面カメラ 有効画素数約510万画素CMOS×2
表面カメラ 有効画素数約200万画素CMOS
接続端子 HDMI、USB、オーディオ出力
通信機能 FOMAハイスピード(HSDPA下り最大7.2MbpsHSDPA、HSUPA下り最大5.7Mbps)、GSM
無線LAN IEEE 802.11b/g/n
Bluetooth Bluetooth 3.0+HS
GPS 搭載
標準バッテリー容量 6,400mAh
3G連続待ち受け時間 約900時間
本体サイズ 約150×243×12.8mm〜14.1mm(幅×奥行き×高さ)
重量 約620g

オプションで用意されるレザーケース 裏面側のカメラ部分は穴が空いている
内部には、本体をしっかりホールドできるよう、プラスチックのホルダーが取り付けられている このように、本体を立てかけて利用することも可能。角度は3段階に調節可能だ

●動作は非常に軽快

 Optimus Padを操作した印象は、とにかく動作が軽快で、ストレスを感じる場面が全くと言っていいほどないということだ。ホーム画面のスクロール操作は、引っかかりを一切感じることなく、指に吸い付いて動くような感覚で動くし、メニューの切り替えやアプリの起動も非常に高速だ。

 アプリの動作も非常に軽快。ブラウザは画面のスクロール、拡大/縮小などの操作で全くストレスを感じないし、ブックリーダーアプリでは、ページめくりもぬるぬると動作する。今回試用した評価機は、ほぼ素の状態で、追加アプリが全く入っていなかったが、その点を考慮したとしても、非常にきびきびと動作する点はかなり好印象であった。また、フルHD動画も全くコマ落ちせずに再生できた。このあたりは、優れた処理能力を誇るTegra 2を搭載している点が功を奏しているといった印象だ。

 Android 3.0のユーザーインターフェイスや標準アプリのデザインは、Android 2.x系から大きく変更されている。まず、Homeボタンや戻るボタンは物理ボタンでは用意されず、液晶画面の左下にグラフィック表示されるようになった。また、設定メニューやGmailアプリなどで、2ペイン表示がサポートされている。このあたりは画面の大きなタブレットに最適化したもので、左にメールの一覧が表示され、右に本文が表示されるようになったことで、スマートフォフォンよりも扱いやすさが大きく向上しているという印象を強く受けた。

 今回試用した評価機では、製品版で搭載されるオリジナルアプリが全くインストールされていない状態で、Androidマーケットにもアクセスできなかったため、基本的な部分のみの試用であったが、それでもOptimus Padの魅力は十分に感じ取ることができた。OSの違いも含め、これまでに登場済みのAndroidタブレットは全く別物という印象で、iPadに引けを取らない魅力を備える製品に仕上がっていると感じた。

 今回は、試用できたのが短時間だったこともあり、写真中心のファーストインプレッションとなったが、詳しいレビューは追って行なう予定だ。

Android 3.0は、Android 2.xからユーザーインターフェイスが大きく変更されている HOMEボタンや戻るボタンなどは物理ボタンではなく、液晶画面上に用意されている ブックマークやGmailのウィジェットは、スクロール操作が可能となった
Gmailアプリなど、標準アプリもデザインが変更されている。Gmailアプリは2ペイン表示がサポートされ、左にメール一覧、右に本文が表示される 設定メニューも2ペイン表示となっている 起動中のアプリは、呼び出し順に表示され、簡単に呼び出せる
カメラアプリもデザインが一新され、使いやすくなっている 3D動画撮影用のメニューも用意されている 撮影した3D動画は、HDMI出力で再生させるのが基本だが、本体の液晶では赤青メガネを利用したアナグリフ再生が可能
スクリーンキーボード。横表示ではかなり大きく表示され、扱いやすい 縦表示時のスクリーンキーボード。日本語入力はiWnnを採用

【動画1】基本的な操作を行っている様子

【動画2】Webブラウザを利用し、Webサイトにアクセスしている様子

【動画3】オプションのレザーケース

【動画4】HD動画を再生している様子

【動画5】ブックリーダーを利用している様子

(2011年 3月 4日)

[Reported by 平澤 寿康]