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3分動画で分かる Microsoft Office の新機能

【第5回】文献の検索や引用、読み上げなどが強化された Word の新機能

 このコーナーでは、Microsoft Office 2016 の各アプリケーションやサービスの新機能を紹介します。Office 2016 は、2015年9月に発売されましたが、以降、さまざまな機能追加や改善がなされています。Office Premium 搭載PCか Office 365 Solo を使っている人は、自動的にそれらが利用可能となります。

 第5回目は、Wordの新機能をご紹介します。

※一部、Insider Preview利用者のみ先行利用可能なものも含まれます。また、Office 365 は常時アップデートされているため、対応アプリや、内容について、更新されている場合があります。

操作方法は動画をご参照ください

1. 文書内から論文内容に関連する題材を探せるリサーチ ツール

 Word リサーチ ツールを使うと、簡単な手順を実行するだけで、信頼できるソースやコンテンツを見つけて、論文に引用できます。Word 文書内から論文の内容に関連する題材を探して、文書の引用文献として追加できます。

 リボンから[参考資料]→[リサーチ ツール]をクリックします。検索ボックスにキーワードを入力し、Enterキーを押します。結果ウィンドウに、使用できるソースの一覧が表示されます。結果ウィンドウでトピックを選んで、詳細を確認します。

 ソースのテキストを選択し、[追加]を選ぶと、テキストのみが文書に追加されます。[追加と引用]を選ぶと、テキストに加え、ソースの引用文献も追加されます。右上の[+]を選ぶと、見出しが追加されます。

 追加した後、リボンの[資料文献の管理]をクリックすると、参考文献の一覧を閲覧したり、編集したりできます。

2. 語学学習やナレーション作成にも利用できる読み上げ

 閲覧モードでは、文書を読み上げることができます。文字間隔の調整、音節間の区切りの表示、各単語の強調表示が行なわれるため、読み上げのスキルが大幅に向上しました。リボンの[表示]→[閲覧モード]を押して、閲覧モードにし、メニューの[表示]→[読み上げる]を押します。

 デフォルトでは日本語と英語に対応しています。英語の文章を貼り付けて読み上げることで、単語の発音を学んだり、理解力を高められたりと、語学学習にも便利な機能です。作成した動画のちょっとしたナレーション用途にも使えます。

 日本語と英語が混在した文章では、それぞれを切り分けて読み上げます。