やじうまPC Watch

振動で曲がるべき方向を教えてくれるスマートシューズ

Lechal(レッド)

 インドのDucere Technologiesが開発した、ナビ機能を持ったスマートシューズ「Lechal」が現在予約を受け付けている。

 Lechalは、スマートフォンと組み合わせて利用するもので、専用のアプリで行き先を指定し、Bluetoothでペアリングする。後はその場所へ向かうと、交差点などに近づくと、左に曲がる場合はシューズの左側の辺りが、まっすぐ進む場合は先端辺りが軽く振動し、どちらの方向に進むべきかを教えてくれるのだ。

 元々は目の不自由な人用に開発されたものだが、スポーティでおしゃれな外観に仕上がっており、老若男女が違和感なく履ける。また、この機能を搭載したインソールのみも製品化されているので、こちらを利用すると自分の靴がスマートシューズになる。

 この製品のメリットは、ナビゲーションを利用するに辺り、スマートフォンなどの画面を見る必要がないこと。行き先の登録も、音声で行なえる。目の不自由な人はもちろん、一般の人も、地図を見ながら歩いていて不注意で何かにぶつかったりすることがなくなる。

 アプリもよく考えられており、ルートの指定や、カロリー消費量計算、歩いた/走ったルートをネット上に共有すると言ったジョギング向けの機能や、スマートフォンから距離が離れすぎたり、観光などの際に名所の近くに来ると振動で教えてくれる機能なども搭載する。

 かかと部分にバッテリが入っており、およそ3日間連続して使用可能。バッテリは専用の充電器で2個同時に充電でき、AC電源およびUSBから充電可能。対応プラットフォームは、Android、iOS、Windows Phone。

 サイト上の情報が不十分で、細かい仕様や価格などが不明だが、米Engadget誌によると、1足150ドルほどで、9月頃の出荷予定という。インソールはアメリカ6~14号のサイズが用意される。

ブラック
インソールのみも製品化
かかとにバッテリを搭載

(若杉 紀彦)