やじうまPC Watch

直近のPC Watch読者のXP利用率は8.9%

~移行先は7も多数

 Windows XPが4月9日にサポート終了を迎えたことで、PC Watch読者の利用OS状況を調べてみたところ、Windowsユーザーの内8.9%がXPを利用継続中であることが分かった。

 今回集計したのはPC WatchのPC版(非スマートフォン版)にアクセスしたユーザーのOS、およびそのバージョン状況。まず、OSの種類を観てみると、2013年4月から2014年4月(2014年4月のみ15日分を集計)まで、Windowsがずっと83%台を維持しており変化はほぼないと言っていい。タブレットが増えたことによるものか、iOSとAndroidからもPC版を閲覧しているユーザーが微増しており、その分、Mac OSからのアクセスが減っている。

OS状況

 続いてWindowsに限定してそのバージョン状況に目を向けてみると、XPは2013年4月でまだ24.8%もあったのが、2014年4月までに8.9%へと数を減らしている。特に直近の2カ月半はグラフの傾きが大きく、サポート終了に併せ、駆け込み的に利用者が減ったものと思われる。

Windowsバージョン状況

 とはいえ、日本マイクロソフトでは、XP稼働台数シェアについて、2014年上半期までに法人向けが6.6%、個人向けが8.7%まで低下すると予測しており、上半期終了まではまだ2カ月ほどあるが、その数値とPCリテラシーが比較的高いと思われるPC Watch読者の状況が大きく離れていない(むしろ若干多い)というのは、やや驚きである。例えば、古いオフラインゲームをプレイするためなど、ネットには繋がず、機能を限定してXPを使い続けるというのはまだアリだと思われるが、今回の数はネット経由でのアクセス数である。ユーザーによっては、移行を阻む事情もあるとは思うが、転ばぬ先の杖ということで、早めに対応されることをお勧めする。

 他方、XPのユーザーが減った分、新しいOSのユーザーが増えており、8と8.1の合計シェアは19%を超えている。だが、7に比べると4分の1でしかなく、7のシェアもこの1年で順調に伸びていることから、少なくないユーザーが8/8.1を敬遠している状況も浮き彫りとなった。

(若杉 紀彦)