やじうまPC Watch

「バグ修正とパフォーマンス向上なんて決まりきったお知らせはやめにして」

〜iOS用Outlookが定型文リリースノートの風潮に喝

 Microsoftの個人情報管理アプリ「Outlook」のiOS版が、10月28日付けでバージョン2.0.0にアップデートされた。Microsoftは10月21日にバージョン1.4.6をリリースしていたので、番号的にはメジャーバージョンアップという扱いになる。

 さて、iOSのApp Storeでは、過去のバージョンに遡ってリリースノートが参照できるようになっている。しかしマイナーバージョンアップデートを頻繁に行なえるモバイル系アプリでは、これをいちいち記載するのが面倒だと感じる開発者が多いからか、リリースノートに定型文をコピペするだけのものが多い。例えば「バグ修正とパフォーマンス向上」はその一例だ。

 ユーザーとしては、具体的にどこのバグが修正されて、どこでパフォーマンス向上が図られたのか分からないままなので、正直なところ見飽きているだけだ。

 iOS版のOutlookは、過去に「バグ修正とパフォーマンス向上」が使われることもあったのだが、比較的まめにリリースノートに新機能を記載している部類に入る。しかし今回のメジャーバージョンアップのリリースノートでは、「『バグ修正とパフォーマンス向上』なんて決まりきったお知らせはやめにして、今回は今まで皆様に発表していなかったことをお伝えしようと思います。」と、コピペリリースノートの風潮に一喝(?)している。

 App Storeではアプリ更新時、リスト表示の状態でも「新機能」をタップするとリリースノートが表示されるので、“バグ修正とパフォーマンス向上が行なわれたアプリ”とOutlookの今回のバージョン更新が同時表示されると、なかなかシュールな絵になる。

 というわけで、このやじうま記事も煽るだけでなくきちんとOutlookの新機能について伝えていこう。バージョン2.0.0では、ユーザー体験向上のために、メールの一覧画面からアプリのアイコンに至るまで、大幅なデザインリニューアルを行なった。ユーザーの楽しみを台無しにしないよう、本記事でスクリーンキャプチャを掲載しないでおくので、自分の目で確かめて欲しい。

 また、Apple Watch向けのOutlookがネイティブアプリとなり、デジタルクラウンを回すことで次の予定や受信トレイの状態を確認できるようになった。加えて、Apple Watch側から最近のすべてのメールにアクセスできるようになった。

(劉 尭)