やじうまPC Watch
マウス一体型コンピュータが開発中
(2015/1/23 13:02)
ポーランドのスタートアップ企業Mouse Boxが、マウス一体型コンピュータ「Mouse-Box」を開発中だ。
Mouse-Boxは、1.4GHzクアッドコアCortex SoCや128GBストレージを搭載した立派なコンピュータだが、その形状はマウスであり、実際にマウスとしても機能する。どこにでも持ち歩いて気軽に使えるコンピュータを目指して開発中という。これまでキーボード一体型PCはあったが、マウス一体型は世界初と思われる。
OSは不明だが、仕様から推測するにAndroidだろう。Miracastを使って無線で映像を送信し、ソフトキーボードや無線キーボードを使えば、ケーブルを繋ぐことなくコンピュータとして利用できる。Micro HDMIを装備するので、有線でディスプレイ出力することも可能。USB 3.0×2も備え、周辺機器も接続でき、加速度センサー、ジャイロスコープも内蔵する。また、他のPCのマウスとして使うこともできる。
電源端子がないにもかかわらず、バッテリはオプションとなっているのは謎だが、Mouse-Boxの無線充電器として機能するマウスパッドも開発中とのことなので、これを利用すればバッテリなしで動くと言うことなのかもしれない。と言っても、誤って本体をマウスパッドの外まで移動させただけで、その瞬間に電源が切れるので、別に電源を確保する仕組みがあるのかもしれない。
いろいろ無茶がある気はするが、こういった誰もやらなそうな事をやろうとする企業は応援したくなる。