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NASAの選抜総選挙? 次世代宇宙服のデザインを一般投票で決定

前モデルとなる「Z-1」
投票期間:4月15日(米国時間)まで

 米国航空宇宙局(NASA)が、次世代宇宙服プラットフォームの最新プロトタイプ「Z-2」の一般デザイン投票を行なっている。投票受け付けは4月15日(米国東部夏時間)いっぱい。

 Z-2は、人体をレーザースキャンし、それにサイズを合わせて3Dプリンタで出力したパーツを用いるなど、これまでにないさまざまな意欲的な試みがなされている宇宙服だが、NASAは今回、その外装部分のデザインを一般投票で決めることにした。

 宇宙遊泳ではなく惑星調査用であるためか、CGスケッチを見て分かる通り、Z-2の外観は、一般の人が宇宙服と聞いて想像するものとはちょっと違うデザインになっている。私見を交えて、もっとはっきり言うと、すこし格好悪い。だが、しばらく見ていると、ブサ可愛いくも見えてくる気もする。NASAでは、Z-2をこれまでの宇宙服にないデザインにしようと、敢えてこのような挑戦的な外観にしたとしている。もちろん、機能性などは考慮されている。

 デザイン案は3つ。A案「生物模倣」は、深海生物の有機発光する様と鱗をモチーフ。B案「テクノロジ」は、過去の宇宙服への敬意と未来感の融合をイメージ。C案の「社会のトレンド」は、そう遠くない未来の普段着というコンセプトになっている。

 読者諸兄の“推し宇宙服”はどれだろうか?

A案「生物模倣」
B案「テクノロジ」
C案「社会のトレンド」

(若杉 紀彦)