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ドローンを使った血液製剤の20km輸送に成功

〜事故や災害発生時の迅速な救急に期待

血液製剤を積載したDJIのドローン「S900}

 ジョンズ・ホプキンス大学付属病院は7日(米国時間)、ドローンによる血液製剤の輸送は血液製剤の品質に影響を与えないという実験結果を発表した。ドローンによる輸送により、事故や自然災害の発生時に、より安全かつ迅速な輸送が可能になる事が期待される。

 実験に使われたドローンは、本来付いていたカメラを取り外し、約4.5Lの容積をもつクーラーボックスを取り付けることで3個までの血液製剤をドライアイスや保冷剤とともに重量制限の範囲内で輸送することができる。複数回の実験で、ドローンは高度100mで最大20kmほど飛行し、最長でも26.5分ほどで飛行できた。

 研究チームは米国内外を問わず、さらなる実験を計画しており、プログラム恒温槽のようなより正確に温度を管理できる機材の使用を検討している。

フライトの後、検査を受ける血液製剤