「ダンジョンズ&ドラゴンズ」がおもちゃの殿堂入り

　米国ゲーム博物館は11日(現地時間)、テーブルトークゲーム「ダンジョンズ&ドラゴンズ」を2016年度おもちゃの殿堂作品に追加した。

　ダンジョンズ&ドラゴンズは、1974年に米国で発売され、1980年から1990年代にかけて人気を博したファンタジーテーブルトークゲーム。今でも根強いファンがいる。世界最初のRPGとされ、その後のコンピュータRPGの基礎を作った。あらかじめ用意された設定やルールを元に、ダンジョンマスターと呼ばれる進行役が状況を口頭で説明し、他のプレイヤーは戦士や魔法使いとなり、さいころを使って戦闘を行なったり、イベントを進めていく。

　米国ゲーム博物館によれば、同作が発売された1980年当時、米国では「悪のモンスターが住まう世界を扱うゲームは、ゲーム自体が悪である」とのいわれのない批判も起きたが、「テーブルトークゲームは、創造的な思考や協力精神に繋がり、社交性も身につけられる」として、その後、広く受け入れられたとしている。

　現在、日本国内ではホビージャパンが取り扱っており、ベーシックルールはPDF化されて無料配布されている。