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Facebookの通信用人工衛星を載せたSpaceXのロケットFalcon 9が爆発
2016年9月2日 12:03
アメリカのSpaceX製ロケット「Falcon 9」が、9月1日(米国時間)で予定されていた打ち上げに失敗し、発射台で大爆発を引き起こした。
SpaceXは安価に人工衛星を打ち上げられる民間のロケット打ち上げ企業で、Falcon 9はNASAと共同開発を行なった2段ロケット。高さは70m、総重量は549,054kg。低軌道(LEO)へのペイロードは22,800kgとなっている。第1段は着陸機能により再利用できる。
ロケット発射の様子を映像に収めているUSLaunchReportが公開した動画では、発射台に載せられたFalcon 9から煙が出ており、しばらくしたところ上段から大きな爆発を引き起こしていることが確認できる。
FacebookのCEOであるマーク・ザッカーバーグ氏による投稿では、Falcon 9にはFacebookの通信用衛星が載せられており、今回の爆発でそれを失ったとされている。ただザッカーバーグ氏によると、太陽光で長時間低空飛行するネットワーク中継無人機「Aquila」のようなプロジェクトは継続し、人々をネットワークで接続する技術の開発をコミットするとしている。