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VESA、広帯域転送規格「HBR3」をDisplayPort 1.4でも利用可能に

 Video Electronics Standards Association(以下VESA)は4日(米国時間)、DisplayPort(以下DP) 1.4の広帯域転送規格「DisplayPort High Bit Rate 3 (HBR3)」の早期認証プログラムを開始した。

 HBR3は、DP 1.3より用意されている広帯域転送規格で、DPおよびUSB Type-Cポートで、最大転送速度32.4Gbps(4レーン、1レーンあたり8.1Gbps)を実現し、25.92Gbpsの音声/映像転送データレートを提供する。HBR2と比較して、50%帯域幅が増加している。

 またHBR3では、2レーンのみを使用した4K/60Hz出力をサポートしており、これはUSB Type-CのDisplayPort Altモード時に有用で、残る2つのレーンを映像データ転送に使用しないため、映像出力とSuperSpeed USBを同時に利用できる。

 DP 1.4で利用可能となったことで、HDRコンテンツの転送もHBR3で行うことが可能となった。

 VESAでは、CES 2017にて、4K/120Hzでのゲームデモおよび、1つのDP出力で4K/60Hzディスプレイ2枚を駆動するデモを展示する予定。