イベントレポート

Microsoft、iPad用Officeを無償で公開

iPad用Word
3月27日(現地時間)発表

 米Microsoftは27日(現地時間)、同日より開催されるMacworld | iWorld 2014に併せて発表会を行ない、同社初のiPad用Officeを発表した。現地時間の同日11時(日本時間28日3時)よりダウンロード可能となっている。

 価格は無償だが、機能は閲覧とPowerPointのプレゼンテーション表示に限定。Office 365 Home(30日間の無償体験版あり)以上へ加入しているユーザーは、作成・編集など全ての機能が利用できるフリーミアムモデルとなっている。1加入あたりのインストール可能な端末台数は、Windows PC/MacとiPadそれぞれ5台まで。対応OSはiOS 7.0以降。

 対応言語は日本語を含む29カ国語となっているが、日本時間の28日3時現在、日本はiPad用Officeの利用可能な市場の135地域に入っておらず、ダウンロードできない。

 iPad用OfficeはWord、Excel、PowerPointで構成。これまでもブラウザベースでiPadでOffice文書を扱うことはできたが、画面が崩れたりと互換性問題があった。今回iPad向けにゼロから開発し、機能面、デザイン面で高い互換性を実現しつつ、タッチに最適化したUIとなっている。

 OneDriveとも統合され、ユーザーはWindows端末、Mac、iPadのいずれでも同じレベルで文書の閲覧や、編集、共同作業を行なうことができる。

iPad用Excel
iPad用PowerPoint

(若杉 紀彦)