イベントレポート

Surface Pro 4の実機をチェック

〜NVM ExpressのSSD、バッテリは38Wh、ペンはN-Trig、GT2内蔵のCore i5

Adobe MAX 2015でのMicrosoftブース

 別記事では10月6日(現地時間)にニューヨークで発表された、Microsoftの新しいSurfaceのうち、Surface BookがAdobe MAXの展示会場となるCommunity Pavilionに展示されたことをお伝えしたが、同時に「Surface Pro 4」に関しても同じくMicrosoftのブースに展示されていた。

 展示されていたSurface Pro 4は、CPUにCore i5-6300U(2コア、2.4GHz)、8GBのメモリ、256GBのNVM Express SSD(PCI Express接続)というスペックで、2,736×1,824ドットの12.3型ディスプレイを備えていた(詳しい公式スペックに関しては別記事を参照して欲しい)。

GT2のCore i5が先行か、GT3e搭載モデルに関しては展示されず

Surface Pro 4

 別記事でも触れているように、Surface Pro 4のCPUにはCore M3、Core i5、Core i7が用意されていることが明らかにされており、特にCore i7に関してはGT3eと呼ばれるIris GraphicsのGPUを内蔵したCPUであることが仕様から分かっている。しかし、今回MicrosoftがAdobe MAXで展示したSurface Pro 4は、いずれもGPUにGT2(Intel HD Graphics 520)を搭載したCore i5-6300Uモデルで、それ以外のCPUを搭載した製品は展示されなかった。

 展示機の説明員によれば、10月26日に予定されている出荷日には、Core i5を搭載した製品だけが出荷される可能性が高いとのことで、GT3e搭載のCore i7やCore M3に関しては同日に揃わないようだ。

 実際、複数のOEMメーカー筋の情報では、IntelからのOEMメーカーへの供給も、まずはGT2を搭載したUプロセッサのみで、GT3eに関してはどんどん後ろへずれ込んでいっている状況だという。Microsoftだけがその例外だとは考えにくいので、GT2を搭載したCore i5-6300Uを搭載したSKUが先行して10月26日に出荷されると考えるのが妥当だろう。

 なお、SSDに関しては、Surface Bookと同じように、PCI Express接続のNVM Express SSDが採用されており、展示されていた製品には256GBのSSDが搭載されていた。またバッテリに関しては、Powercfgコマンドで確認したところ38Whであることが確認できた。

キーボードを接続するポゴピンのコネクタは同様
吸気口の部分
キーボード側のコネクタ部分
キーボードの裏側は従来のSurface Pro 3などと同じような素材になっている
本体の右側面にDisplayPortとUSB端子
Micro USBカードスロットはキックスタンドの中というのは同じ
ACアダプタの端子はSurface Bookと共通
CPUはCore i5-6300U
デバイスマネージャの表示
バッテリの容量表示

オプションの指紋認証リーダ搭載キーボードを買うと、指紋と顔の両方でログインできる

 ポートなどは前モデルのSurface Pro 3と同じUSB 3.0端子が1つ、DisplayPort端子が1つで、ACアダプタの端子に関しては、Surface Bookと共通になり、どちらも同じオプションのドッキングステーション(Surface Bookのキーボードドックではない)を利用可能だ。キックスタンドはSurface Pro 3と同様、無段階で角度を変えることができる。

 注目すべきキーボードは、ポゴピンコネクタなどは共通になっているが、キーもパッドも新しくなった。しかし、ニューヨークで行なわれた記者会見では、キーそのものの改善などによって快適に入力することができるとアピールされていたが、筆者が触った限りでは、キーボードの裏側に構造物がない、タイプカバーキーボードの弱点である打鍵時の不安定感は、改善し切れていないと感じた。

 ペンはSurface Bookと同じようにマグネットで本体に取り付けることができる。ソニー/VAIO時代のN-Trigのペンが利用できたので、やはりN-Trig方式のペンのようだ。筆圧の1,024段階検出という仕様が、ハードウェアの制約なのか、ソフトウェアの最大なのかは、Microsoftの説明員にも分からないということだった。

 ユニークな点としては、Windows Hello(生体認証ログイン)に対応した認証デバイスを最大で2つ搭載できることだ。標準で前面に3Dカメラを搭載しており、顔認証でログインできるほか、指紋認証リーダ搭載のタイプカバーキーボードも用意される。そちらを選んだ場合には、指紋認証と顔認証、どちらもWindows Helloで利用できるようになる。

解像度は2,736x1,824ドット
キーボード、パッドが従来より大きくなっていて操作しやすい
キータッチは従来モデルより改善されているが、それでも裏側にないため、キーを叩いた時の不安定感は依然としてある
ペンに関しては、ソニー/VAIO時代のN-Trigペンが利用できたので、Microsoftが買収したN-Trigの技術をベースにしたペンであることは間違いない
オプションの指紋リーダ搭載タイプカバーキーボード。Windows Helloで利用できる
前面の3Dカメラ。Windows Helloで利用できる
キックスタンドは従来と同じように無段階

(笠原 一輝)