イベントレポート
Micron、2.5インチSATA SSDのエントリーモデル「BX300」を今夏発売
2017年6月2日 18:28
Micronは、COMPUTEX TAIPEI 2017開催に合わせて、Crucialブランドのエントリー向けSSD新モデル「BX300」を今夏投入すると発表した。
昨年(2016年)のCOMPUTEXに合わせて発表された、2.5インチSATA SSD「MX300」シリーズは、CrucialブランドのSSDとして初となるMicron製3D NANDを採用し、コストパフォーマンスに優れることから日本でも大きな成功を収めているという。
CrucialブランドのSSDでは、上位モデルの「MX」シリーズだけでなく、エントリーモデルの「BX」シリーズも展開しており、今回発表されたのは、そのBXシリーズの最新モデルとなる。
現時点では詳細なスペックは公開されていないが、NANDフラッシュメモリには、MX300同様にMicron製3D NANDを採用。接続インターフェイスはSATA 6Gbps、フォームファクタは2.5インチで、厚さは7mm(9.5mm対応スペーサー付属)。
アクセス速度は、シーケンシャルリード、シーケンシャルライトともにSATA 6Gbpsのほぼ上限に達するという。
同社は、BX300では「簡単」をキーワードとして、HDD搭載PCの換装用途を大きな柱にしたいと語る。Micronの調査によると、PCを使っていて搭載ストレージをHDDからSSDに交換したくても、交換方法がわからなかったり、交換時のトラブルに不安を感じているユーザーがかなり多いという。
そこで、初心者にもわかりやすくSSDの換装が行なえるように「SSD インストールガイド」を用意。BX300製品パッケージにSSDインストールガイドのURLが記載されており、PCやスマートフォン、タブレットなどでアクセスすることで、換装手順がビデオを交えながら詳しく紹介される。
すでに日本語ページも用意されているため、これを見ながら作業を行なうことで、誰でも失敗なくSSDの換装が可能だという。スペックなどの詳細については、7月頃に発表する予定とのこと。
RGBフルカラーLED搭載のゲーミングメモリ「Ballistix Tactical Tracer DDR4 RGB」
COMPUTEX開幕直前に発表された、Micronのゲーミングメモリシリーズ最新モデル「Ballistix Tactical Tracer DDR4」についても詳細が紹介された。
Ballistix Tactical Tracer DDR4は、ゲーミングPC向けのDDR4メモリだ。速度はDDR4-2666から提供され、高速モデルも投入する計画。容量は8GBモジュールと16GBモジュールをラインナップ。
最大の特徴となるのが、Micronのメモリモジュールとして初となる、RGBフルカラーLEDを内蔵する点だ。発色や発光パターンは、オリジナルツール「Ballistix M.O.D.」でのコントロールだけでなく、ASUS、MSI、GIGABYTEなど主要マザーボードメーカーのLEDコントロール機能との互換性も確保されている。
そして、面白い特徴となるのが、モジュール上部のライトバーと呼ばれる部分を、3Dプリンターを使って自由に自作できるようになっている点。奇抜なデザインを実現したり、より薄型にしたりと、自由な発想でライトバーを自作できるため、よりPCの個性を高められるとしている。
また、専用フォーラムを作って、ライトバーの3Dプリントデータを配布したり、ユーザーがアップロードしてシェアするといったことも考えているという。こちらは、2017年第3四半期に発売予定。