イベントレポート

ASUS、ROGブランドのゲーミングPCや液晶ディスプレイ新モデル

 ASUSは、CES 2017に合わせてゲーミングPCブランド「Republic of Gamers」のゲーミングノートやコンパクトデスクトップ、液晶ディスプレイなどの新モデルを発表し、米国ラスベガスで展示した。

GL753/GL553

 「GL753」および「GL553」は、エントリーレベルのゲーミングノート新モデル。GL753は17.3型フルHD(1,920×1,080ドット)液晶、GL553は15.6型フルHD液晶を搭載する。スペックはどちらもほぼ同等で、CPUがCore i7-7700HQまたはCore i5-7300HQ、メモリが最大32GB、ディスクリートGPUがGeForce GTX 1050または1050 Tiとなる。

 内蔵ストレージはSSDとHDDを同時搭載。また、キーボードにはフルカラーLEDバックライトを備え、4つのゾーンに分けて発色を自由に変更可能となっている。発売時期は2017年3月頃を予定している。

GL753
天板
本体正面
左側面
背面
右側面
フルHD表示対応の17.3型液晶を搭載
キーボード
フルカラーLEDバックライトを搭載
GL553
天板
本体正面
左側面
背面
右側面
フルHD表示対応の15.6型液晶を搭載
キーボード
フルカラーLEDバックライトを搭載

GX800VH

GX800VH

 「GX800VH」は、18型4K(3,840×2,160ドット)液晶搭載のハイエンドゲーミングノート。従来モデルから、CPUが第7世代Core i7-7820HKに変わるとともに、ディスクリートGPUにGeForce GTX 1080を2基、SLIで搭載。

 背面に水冷ユニット「Hydro Overclocking System」を装着することで、CPUやGPUのオーバークロック動作を可能としており、競合のGeForce GTX 1080 SLIノートと比べて20%性能が高まるとのこと。

天板
本体正面
左側面
右側面
背面に水冷ユニット「Hydro Overclocking System」を装着可能
液晶は18型で4K(3,840×2,160ドット)表示に対応
キーボード

 このほかにも既存モデルを第7世代Coreプロセッサに強化したモデルを多数展示していたので、それらはまとめて写真で紹介する。

G701VI

G701VI
CPUがCore i7-7820HKに強化されている

G752VS

G752VS
CPUにCore i7-7700HQを採用。また、Core i7-7820HKを採用する「G752VS OC Edition」も用意される

GR8 II

GR8 II

 「GR8 II」は、VR対応ミニゲーミングデスクトップのCPU強化モデル。CPUは第7世代Core i7-7700を採用。また、ディスクリートGPUはGeForce GTX 1060を採用し、88×299×281.3mm(幅×奥行き×高さ)のコンパクト筐体に搭載。VR対応ゲームのプレイに最適としている。

SWIFT PG27UQ

SWIFT PG27UQ

 「SWIFT PG27UQ」は、4K(3,840×2,160ドット)表示に対応するゲーミング液晶ディスプレイ新モデル。NVIDIA G-SYNC対応で最大144Hzのリフレッシュレートをサポート。また、HDR表示にも対応しており、HDR 10のサポートと、G-SYNC HDRもサポートしている。

 パネルは量子ドット(Quantum-dot)技術を採用するIPSパネルを採用。輝度はピーク時1,000cd/平方m。直下型LEDバックライトを採用し、384ゾーンでバックライト輝度をコントロールすることにより、コントラスト比を高め、黒も締まって表示されるという。入力端子はDisplayPort 1.4×2とHDMI×1。

左側面
右側面
背面
OSD操作用のボタン類
縦画面での利用も可能
スタンド
HDR非対応ディスプレイ(左)との表示品質の違い

Rapture GT-AC5300

Rapture GT-AC5300

 「Rapture GT-AC5300」は、ROGブランド初の無線LANルーター。特徴は、ゲーミングPCに最適化した仕様となっている点。背面に8ポート用意されているGigabit Ethernetポートのうち2つがゲーム専用ポートとなっており、接続したゲーミングPCなどの通信を最優先に通すようになっている。また、ゲームコンソールのパケットを優先的に処理したり、WTFastの「Gamers Private Network」もサポートしている。

 無線LAN部分はIEEE 802.11a/b/g/n/ac対応で、2.4GHz帯域×1(4×4)、5GHz帯域×2(4×4)のトライバンド仕様。複数の無線LAN機器を接続する場合でも、5GHz帯域のゲーミングデバイスが帯域を占有できる。また、1.8GHzのクアッドコアプロセッサ搭載で、安定して高い性能が発揮されるという。本体サイズは245×245×65mm(同)、重量は1,880g。