イベントレポート
MSI、GeFroce GTX 1050/1050 Ti搭載ゲーミングノート
2017年1月5日 11:52
MSIは、CES 2017開催に合わせ1月4日(現地時間)に米国ラスベガスで記者会見を開催し、ゲーミングノートやゲーミングデスクトップ、マザーボードなどの新製品を多数発表した。本稿では、その中からNVIDIAの最新GPU、GeForce GTX 1050/1050 Tiを搭載するゲーミングノートを取り上げる。
GE62VR Apache Pro
「GE62VR Apache Pro」は、ディスクリートGPUとしてGeForce GTX 1050 Ti(ビデオメモリ4GB)を搭載する、15.6型液晶搭載ゲーミングノートPC新モデル。CPUにはCore i7-7700HQを採用しており、GeForce GTX 1050 Tiと合わせ、VRゲーミングに適した性能を備える。また、ヒートパイプと2基の空冷ファンによりGPUとCPUを効率良く冷却する「Cooler Boost 4」により、CPU、GPUとも最大限の性能を引き出せるという。加えて、「Nahimic 2+ 3D virtual surround sound」による3Dサラウンドサウンド再生にも対応している。
液晶は15.6型で、表示解像度はフルHD(1,920×1,080ドット)または4K(3,840×2,160ドット)に対応。4K表示モデルではAdobe RGB 100%の広色域表示にも対応する。メモリはDDR4-2133を最大32GB、PCIe M.2 NVMe SSDと1TB HDDの同時搭載が可能。この他、ゲーミングPCらしく有線LANはKiller E2500 Gigabit LANを採用している。本体サイズは383×260×27~29mm(幅×奥行き×高さ)、重量は2.4kg。
なお、同じくGEシリーズとしては、17.3型液晶搭載の「GE72」シリーズもラインナップされている。こちらもCPUにはCore i7-7700HQ、ディスクリートGPUにGeForce GTX 1050/1050 Tiを採用している。
PE60/PL60
発表会の会場には、ゲーミング向けではない、GeForce GTX 1050搭載ノート2機種も展示されていた。それが「PE60」と「PL60」だ。本体の形状はゲーミングPCシリーズと大きな違いはないものの、カラーがシルバーだったり、天板にMSIのエンブレムが取り付けられていないなどの違いが見られる。
ただ、スペック的にはどちらも十分に高く、CPUは第7世代Core i7を採用し、双方ともGeForce GTX 1050を採用。ただしビデオメモリは上位のPE60が最大4GBなのに対し、PL60は2GBとなる。このほか、PE60では内蔵ストレージにNVMe PCIe SSDを採用したり、ゲーミングノート同様の冷却機構「Cooler Boost 4」を採用するなど、上位モデルらしい優位点が見られる。