イベントレポート

MSI、GeFroce GTX 1050/1050 Ti搭載ゲーミングノート

 MSIは、CES 2017開催に合わせ1月4日(現地時間)に米国ラスベガスで記者会見を開催し、ゲーミングノートやゲーミングデスクトップ、マザーボードなどの新製品を多数発表した。本稿では、その中からNVIDIAの最新GPU、GeForce GTX 1050/1050 Tiを搭載するゲーミングノートを取り上げる。

GE62VR Apache Pro

 「GE62VR Apache Pro」は、ディスクリートGPUとしてGeForce GTX 1050 Ti(ビデオメモリ4GB)を搭載する、15.6型液晶搭載ゲーミングノートPC新モデル。CPUにはCore i7-7700HQを採用しており、GeForce GTX 1050 Tiと合わせ、VRゲーミングに適した性能を備える。また、ヒートパイプと2基の空冷ファンによりGPUとCPUを効率良く冷却する「Cooler Boost 4」により、CPU、GPUとも最大限の性能を引き出せるという。加えて、「Nahimic 2+ 3D virtual surround sound」による3Dサラウンドサウンド再生にも対応している。

 液晶は15.6型で、表示解像度はフルHD(1,920×1,080ドット)または4K(3,840×2,160ドット)に対応。4K表示モデルではAdobe RGB 100%の広色域表示にも対応する。メモリはDDR4-2133を最大32GB、PCIe M.2 NVMe SSDと1TB HDDの同時搭載が可能。この他、ゲーミングPCらしく有線LANはKiller E2500 Gigabit LANを採用している。本体サイズは383×260×27~29mm(幅×奥行き×高さ)、重量は2.4kg。

 なお、同じくGEシリーズとしては、17.3型液晶搭載の「GE72」シリーズもラインナップされている。こちらもCPUにはCore i7-7700HQ、ディスクリートGPUにGeForce GTX 1050/1050 Tiを採用している。

Core i7-7700HQ、GeForce GTX 1050 Ti搭載ゲーミングノート、GE62VR Apache Pro
天板
左側面
右側面
液晶は15.6型で、フルHDまたは4K表示に対応。展示モデルはフルHD液晶を搭載していた
キーボード。バックライトはカラーを自由に変更可能

PE60/PL60

 発表会の会場には、ゲーミング向けではない、GeForce GTX 1050搭載ノート2機種も展示されていた。それが「PE60」と「PL60」だ。本体の形状はゲーミングPCシリーズと大きな違いはないものの、カラーがシルバーだったり、天板にMSIのエンブレムが取り付けられていないなどの違いが見られる。

 ただ、スペック的にはどちらも十分に高く、CPUは第7世代Core i7を採用し、双方ともGeForce GTX 1050を採用。ただしビデオメモリは上位のPE60が最大4GBなのに対し、PL60は2GBとなる。このほか、PE60では内蔵ストレージにNVMe PCIe SSDを採用したり、ゲーミングノート同様の冷却機構「Cooler Boost 4」を採用するなど、上位モデルらしい優位点が見られる。

PE60
GeForce GTX 1050搭載ノート「PE60」
天板
左側面
右側面
15.6型フルHD液晶を搭載
キーボード
PL60
GeForce GTX 1050搭載ノート「PL60」
天板
左側面
右側面
15.6型フルHD液晶を搭載
キーボード