イベントレポート
LG、ノックで中が透ける29型液晶搭載の冷蔵庫などを発表
2017年1月5日 04:00
LGは4日(米国時間)、CES 2017開幕前のプレスカンファレンスで、同社の家電戦略の中核となる戦略を発表した。カンファレンスでは29型のフルHD液晶を搭載するスマート冷蔵庫などが紹介された。
同社の家電戦略は、主にAI、IoT、そしてクラウドによって展開される。そのために、あらゆる家電をWi-Fiでインターネットに接続する。そして、クラウドに集められたデータはビッグデータとして分析され、AIによって解釈される。
これがDeepThinQと呼ばれるテクノロジーだ。LGはGoogle、Amazonとのパートナーシップにより、この戦略を積極的に進めていく。
例えばロボット掃除機は物体認識をして、人やモノを避けながら掃除を進める。また、洗濯機は、温度管理、洗い、すすぎ、脱水といった行程をインテリジェントにこなす。
極めつけはdoor in door冷蔵庫で、扉にはフルHD/29型の大画面を実装する。画面を2度、コンコンとノックすることで、シースルーになって中身を見ることができる。これがInsta Viewだ。大画面液晶ではWebOS 3.5が稼働し、さまざまなタッチ操作で、スマートフォン的な操作が可能となっている。
Amazonとの協業では、最近日本でもサービスが始まったDashの実装や、同社の音声アシスタントAlexaとの連携で、あらゆる家電を繋ぎ、AIによるビッグデータ解析により、暮らしを豊かにするさまざまな要素を提供していくという。