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元マイクロソフトの古川享氏がパソコン黎明期の裏話を綴った回顧録発刊
(2015/12/11 11:00)
株式会社インプレスR&Dは、元マイクロソフトの古川享氏が執筆した、パソコン黎明期の舞台裏を綴った回顧録「僕が伝えたかったこと、古川享のパソコン秘史」を発売した。税別価格は電子書籍版が1,400円、印刷書籍版が2,200円。電子出版のフォーマットはEPUB3またはKindle Format8、書籍版はA5判モノクロ/本文232ページとなっている。
アスキー取締役を経て、マイクロソフト日本法人の社長として国内のITを牽引した古川氏。パソコンの黎明期から現在のITになるまでの経緯と、舞台裏の全てを綴った書籍となる。現在のITが作られる陰にあった多くの人たちの熱意と挑戦がこの書籍で明かにされる。昔を懐かしむ方やITの歴史を学びたい方、これからのITを担う若者に勇気を与える応援のメッセージとして出版される。
本書は「Episode 1 アスキー時代」と題し、1970年代後半に古川氏がアスキーに入社する前後のパソコン黎明期から、1986年に同氏がマイクロソフト日本法人の社長に就任した時代までを扱う。目次の抜粋は以下の通り。
・アスターインターナショナルでのアルバイト
・秋葉原、マイコンショップという文化の発祥地
・手作りだったヒット本『BASIC Computer Games』
・仕事2割、遊び8割、そこから様々なソフトウェアが生まれた
・世界初のラップトップコンピュータM100 開発秘話
・日本の初代パソコン代表機PC-8001 の試作機
・PC-98 の陰になったPC-100 の悲哀
・DOS/V が標準になったパソコンの一番長い日
・辛くも勝利、PC-98 搭載BASIC のライセンス攻防戦
・UNIX の日本語化
・日本のパソコン史の金字塔、シフトJIS 誕生の舞台裏
・マイクロソフトが作って売ったApple ⅡのZ-80 ソフトカード
・CP/M とMS-DOS、運命の分かれ道
・ビル・ゲイツがWindows の開発を決意した瞬間
また、古川氏と深く関わったパソコン業界の立役者8人の寄稿も掲載する。