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ASUS、6型ディスプレイを搭載した「ZenFone 2 Laser(ZE601KL)」

~ZenFone Selfie新色とZenWatch 2も同時発売

ZenFone 2 Laser(ZE601KL)

 ASUSは、6型のIPS液晶ディスプレイを搭載したSIMロックフリースマートフォン「ZenFone 2 Laser」(型番:ZE601KL)を13日に発売する。価格はオープンプライスで、税別店頭予想価格は41,800円前後の見込み。

 ZenFone 2シリーズの新ラインナップで、液晶は1,920×1,080ドット(フルHD)表示対応の6型となり、背面は既存のZenFone 2 Laser(ZE500KL、5型)と同様、レーザーによるオートフォーカス機能を搭載。暗所でのオートフォーカスを強化しつつ、競合製品よりも高速にピント合わせができる。

 デュアルスピーカー構成で、5つのマグネットを内蔵。低音から高音まで幅広い音域を再生できるという。スリープ状態でも画面のダブルタップで復帰でき、ジェスチャ操作でカメラなどが起動できる「ZenMotion」や、片手操作モードなどを搭載する。

販売中のZenFone 2 Laser(ZE500KL)との仕様比較
ZE500KLと比較して画面が1型大きくなり、面積は1.44倍となっている
フルラミネーションディスプレイを採用。画素密度は403ppi、輝度は400cd/平方m
磁石を5個搭載した「5マグネットスピーカー」を2基搭載
低音から高音まで高い音量を実現。最大音量は97.4dBに達する
レーザーフォーカスを搭載
競合製品と比較して高速でピント合わせできる
ローライトモードと組み合わせて、暗所でのピント合わせを高速化
ZenMotionでスリープ状態から復帰してすぐカメラを起動できるので、レーザーオートフォーカスの高速性が活きる
デュアルSIMスロット(排他利用)やIEEE 802.11ac対応もトピック
片手で操作できるモード
手袋モードも搭載する

 主な仕様は、CPUにQualcomm Snapdragon S616(オクタコア、Adreno 405 GPU内蔵)、メモリ3GB、ストレージ32GB、フルHD表示/マルチタッチ対応/Corning Gorilla Glass 4搭載6型ワイドIPS液晶ディスプレイ、OSにAndroid 5.0.2を搭載する。

 インターフェイスは、Micro USB、microSDカードスロット、1,300万画素背面/500万画素前面カメラ、IEEE 802.11a/b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.1、音声入出力などを搭載。センサーはGPS、電子コンパス、環境光、加速度、近接、ジャイロなど。

 Micro SIMスロット×2を搭載し、対応バンドはFDD-LTEがBand 1/2/3/5/6/8/9/19/28、TD-LTEが38/39/40/41、W-CDMA(HSPA+)が1/2/5/6/8/19、TD-SCDMAが34/39、GSM/EDGEが850/900/1,800/1,900MHz。

 バッテリ駆動時間は約8.5~8.8時間。連続待受時間は3G時が約439時間、LTE時が約353時間。本体サイズは約84×164.5×3.9~10.55mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約190g。本体色はグレー、レッド、ゴールドの3色が用意される。

禅太郎とZenFone 2 Laser
手持ちのZenFone 2(Intel搭載の5.5型モデル)と比較しても大きい液晶であることが分かる
グレーモデルの背面
レッドモデルの背面
ゴールドモデルの背面

 このほか、自撮り特化型スマートフォン「ZenFone Selfie」に、背面パネルをダイヤモンドカット形状とした「ZenFone Selfie イリュージョンパープル」、「同イリュージョンホワイト」モデルを追加し、12月上旬に発売する。税別店頭予想価格は37,800円前後の見込み。

ZenFone Selfieのイリュージョンパープルとイリュージョンホワイトを投入
ZenFone Selfie イリュージョンシリーズの実機
ダイヤモンドカットの背面パネルで、質感は非常に高い

大小の2サイズラインナップ、カスタマイズ性も向上した「ZenWatch 2」

ZenWatch 2。左が49mmモデル+ガンメタルメタルバンド、右が45mmモデル+オレンジ本革バンド

 「ZenWatch 2」は、約1年前に発表した「ZenWatch」の最新モデル。11月13日より順次発売し、価格はオープンプライスで、税別店頭予想価格はメタルバンドモデルが36,800円前後、本革バンドモデルが29,800円前後の見込み。

 従来は1サイズでバンドも1種類だけだったが、ZenWatch 2では1.63型(49mmモデル)と1.45型(45mmモデル)の2サイズラインナップとなり、本体色はガンメタル、ローズゴールド、シルバーの3色、バンドはメタルがガンメタルとシルバー、本革がダークブルー、アッシュブラウン、グレーベージュ、オレンジの計6色の組み合わせとなった。

 機能面では、使える機能は限られるものの、新たにiOSに対応。通知の受信、一部音声アクション、Google Nowの一部の機能、着信などが利用可能。また、Wi-Fiモジュールを内蔵し、ペアリングする本体と離れている場所にいても通知などが受け取れるようになった。

 バッテリ駆動時間も約1.5日となり、充電ケーブルをマグネットで容易に着脱できるようになった。約36分で50%充電できる急速充電も対応する。

 Android向けアプリ「FaceDesigner」も新たに用意。針や目盛り、盤面、アイコンやテキスト、各種情報をカスタマイズして常時表示させておくことが可能。また、独自のアプリは引き続き搭載され、音楽をBluetooth経由で再生できる「ZenWatch Music」、PowerPointのスライド送りなどが可能な「Remote Link」、ZenFoneカメラのライブビューはシャッター操作が可能な「Remote Camera」などが利用できる。

バリエーションが増えたZenWatch 2
計6モデルのラインナップ。バンドはオプションで変更可能
緩やかなカーブを持つ筐体
新たにiOSに対応した
Wi-Fiを搭載し、スマートフォンのBluetoothが届かない場所でも情報を表示できる
バッテリ駆動時間が延長
ZenWatch ManagerでAndroid上からさまざまな設定が可能
FaceDesignerにより、自由に盤面をカスタマイズできる
針や盤面だけでなく、テキストやアイコンを自由に表示させたりできる
歩数計機能と健康管理アプリと連動できるWellness
Bluetoothスピーカーやヘッドフォンで音楽が聴ける「ZenWatch Music」
PowerPointのスライド送りやタイムキーパーとして利用できる「Remote Link」
ライブビューをZenWatch上で確認しながら、腕振りでシャッター操作ができる「Remote Camera」

 主な仕様は、プロセッサがQualcommのSnapdragon 400、メモリ512MB、ストレージ4GB、OSにAndroid Wearを搭載。液晶は1.63型が320×320ドット、1.45型が280×280ドットの有機EL。

 インターフェイスはIEEE 802.11b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.1、加速度センサー、ジャイロセンサー、USB(pogoピン)などを搭載する。

 本体サイズおよび重量は、1.63型が約40.7×9.4~10.9×49.6mm(同)/約46g、1.45型が約37.2×10.4~11.8mm×45.2mm(同)/約39g。

45mmモデルを腕に着けたところ。一般的な腕時計と比較して厚みがある
49mmモデルは画面が大きいぶん、やや厚みが抑えられている
ガンメタル色のメタルバンドは質感が高い
発表会の冒頭で登壇した、弊誌でもお馴染みのASUS マーケティングディレクター、シンシア氏
ZenFone 5発売から1年が経過した
ZenFoneの新製品が発売されるたびに、スマートフォン市場におけるSIMロックフリー端末の割合が伸びており、ZenFoneシリーズの好調ぶりが伺える
現在のZenFoneシリーズラインナップ展開

(劉 尭)