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低価格3Dプリンタ「ダヴィンチ Jr 1.0」のWi-Fiモデルが登場

~iOS/Android端末からの印刷も可能に

Wi-Fi機能搭載の「ダヴィンチ Jr. 1.0w」

 XYZプリンティングジャパン株式会社は、個人向け3Dプリンタのダヴィンチ Jr. 1.0にWi-Fi機能を搭載させた「ダヴィンチ Jr. 1.0w」を30日に発売する。価格は59,800円。

 今年(2015年)4月に発表されたダヴィンチ Jr.1.0は低価格な点と個人用途でも使いやすいコンパクトな筐体がウリとなっているモデルで、直販価格は49,800円。今回のモデルはWi-Fi機能を搭載することで、設置場所の自由度が上がり、利便性の向上を果たしている。

 また、専用アプリ「XYZprinting App」を使用することで、同一ネットワーク内に存在するiOS/Androidデバイスから操作が可能。3Dデータ共有サイト「XYZギャラリー」にiOS/Androidデバイスでアクセスし、3Dデータをダヴィンチ Jr. 1.0wに直接送って3Dプリントできる。もちろん従来のSDカードを利用しての3Dプリントも可能。

 筐体のアクセントカラーがオレンジからブルーへと変更されているが、それ以外の仕様はほぼ同じ。主な仕様は印刷方式が熱溶解積層(Fused Filament Fabrication)、印刷ヘッド数はシングル(1色)、フィラメント材質はPLA(ポリ乳酸)樹脂、積層ピッチ0.1/0.2/0.3/0.4mm、最大出力サイズ150×150×150(幅×奥行き×高さ)、対応データフォーマットはSTL/XYZ、OSはWindows 7以降、OS X 10.8以降をサポート。

 インターフェイスは、IEEE 802.11b/g/n対応無線LAN、USB 2.0、SDカードスロット。本体サイズは420×430×380mm(同)、重量は12kg。

 なお、このほか26日に発表されたハンディタイプの3Dスキャナ「XYZprinting ハンドヘルド 3Dスキャナー」を同梱したセットモデルも販売。こちらは11月11日発売で、価格は74,800円。ちなみに、同製品単体の価格は22,800円となっている。

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(中村 真司)