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量販店販売のさらなる強化を目指すデル

~秋冬モデル製品発表会、「XPS」は“Coming soon”

 デル株式会社は、都内で製品発表会を開催し、個人向けPC新製品13機種とゲーミング液晶ディスプレイを発表した。製品の詳しい仕様については別記事(PC液晶)を参照されたい。

 登壇したデル株式会社執行役員 ビジネス&コンシューマー事業統括本部 ジェネラルマネージャーの原田洋次氏は、2015年5月に、同社の営業方針として「量販店販売の強化」と「ノートPC(シェア)の拡充」を掲げたことに触れ、第2四半期では、第1四半期から量販店販売実績が2倍に上昇しており、第2四半期における市場シェアは1.1ポイントの上昇で、第1四半期比で25%の増加を見せていると述べた。

 原田氏は、今後もデルは顧客が求めるものを提供していくとして、「写真/動画編集」、「マルチユース」、「ゲーミング」、「信頼/安心」、「上質/洗練」の大きく5つのキーワードを挙げ、今回発表された13機種は、それぞれに沿った製品展開であるとした。

 次いで登壇した同社クライアント製品&ソリューションマーケティング本部 コンシューマー製品部 マネージャーの添田貴嗣氏は、各製品の解説を行なった。

デル株式会社執行役員 ビジネス&コンシューマー事業統括本部 ジェネラルマネージャー 原田洋次氏
市場シェアが1.1ポイント増加
5つのキーワード
同社クライアント製品&ソリューションマーケティング本部 コンシューマー製品部 マネージャー 添田貴嗣氏

 今回同社では、量販店販売の強化を進めるべく、量販店向けモデルとして、15.6型液晶搭載ノートPC「New Inspiron 15 5000」、19.5型液晶搭載一体型PC「New Inspiron 20 3000」、スリムタワーPC「New Inspiron スモールデスクトップ」の3機種を投入。全てWindows 10 Homeを搭載する

「New Inspiron 15 5000」

 New Inspiron 15 5000は、CPUやメモリ/ストレージの違い、RealSenseカメラの有無などで5モデルが用意され、最上位構成の主な仕様は、15.6型HD(1,366×768ドット)IPS液晶ディスプレイ、CPUにCore i7-6500U、メモリにDDR3L-1600 4GB×2、ストレージに1TB HDDを搭載し、税別直販価格は104,980円。Office付属モデルは同124,980円、タッチ対応液晶、Realsenceカメラ搭載モデルは同64,980円。

 サイズは380×260×24.05~23.75mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約2.32~2.45kg。本体色はシルバー。

「New Inspiron 20 3000」

 New Inspiron 20 3000の主な仕様は、タッチ対応19.5型HD+(1,600×900ドット)IPS液晶ディスプレイ、CPUにPentium N3700、メモリにDDR3L-1600 4GB、ストレージに1TB HDDを搭載し、税別直販価格は69,980円。Office付属モデルは同84,980円。

 サイズは480.52×33.1×317.64mm(同)で、重量は約4.56kg。本体色はブラック。

「New Inspiron スモールデスクトップ」

 New Inspiron スモールデスクトップの主な仕様は、CPUにCeleron N3050、メモリにDDR3L-1600 4GB、ストレージに500GB HDD、DVDスーパーマルチドライブを搭載し、税別直販価格は49,980円。サイズは92.6×295×290mm(同)で、重量は約3.17kg。本体色はブラック。

 なお最後には“Coming soon XPS”と書かれたスライドが登場。添田氏は「2015年頭に発売したXPS 13は、グッドデザイン賞を受賞するなど非常に好評で、事実それ以前の同シリーズ製品とは比較にならない売れ行き」と明かし、次期XPSについて「それほどお待たせすることなくお知らせできる」としていた。

XPSは“Coming soon”

(佐藤 岳大)