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東芝、新規設計の8.9/10.1型WUXGA Windows 10 2-in-1

~10.1型は新型Atom搭載

「dynabook N29」

 株式会社東芝は5日、Windows 10を見据えて新規設計した8.9型および10.1型のWindows 10搭載2-in-1「dynabook N29」および「同N40」を発表した。価格はオープンプライス。発売日と税別店頭予想価格は、前者が8月12日/8万円前後、後者が9月下旬/9万円前後。

 キーボード着脱式の2-in-1。クラムシェル時の使い勝手を高めるため、キーピッチや打鍵感にこだわったキーボードを採用。8.9型のN29はやや小型だが、10.1型のN40では19mmのキーピッチを確保している。また、液晶を開いた際に、ヒンジ部が持ち上がり、キーボードになだらかな角度が付く。このほか、キーボードドックには、タブレット単体時より駆動時間を約2倍にするバッテリと、N29はUSB 2.0とSDカードスロット、N40はUSB 2.0×2を装備する。

 独自ソフトとして、「TruCapture」、「TruRecorder」を搭載。前者は、カメラで撮影した資料や板書などの画像を、見やすいように白黒反転、歪み/カーブ補正、照明の映り込み軽減などのほか、OCRを行ない、テキスト検索可能なPDF/JPEGとして保存できる。今回バージョンアップし、UIがWindows 10向けとなり、プロジェクタやTVを撮影した際のモアレを軽減する機能を追加した。

 後者は、録音した音声を話者ごとに自動的に識別し、グラフィカルなタイムラインに表示、再生できるソフト。高速再生、低速再生、無音区間スキップ、特定の話者だけを選択した再生などにより、効率的に聞き起こしができる。こちらもバージョンアップし、スマートフォンやボイスレコーダーなどで録音した音声(WAV/MP3/WMA/M4A)の取り込み/解析と、TruRecorder形式での書き出しが可能になった。

 N29の主な仕様は、Atom Z3735F(1.33GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ2GB、ストレージ64GB、1,920×1,200ドット表示対応高輝度/高精細/広視野角液晶、Windows 10 Home(32bit)を搭載。

 インターフェイスはIEEE 802.11b/g/n無線LAN、Bluetooth、Micro USB、Micro HDMI出力、microSDカードスロット、音声入出力、200万画素前面カメラ、500万画素背面カメラを装備。

 本体サイズおよび重量、バッテリ駆動時間は、タブレット単体で約235×161×9.8mm(幅×奥行き×高さ)/約479g/約6時間、キーボードドック装着時が約235×170.6×19.9mm(同)/約989g/約12時間。

背面
キーボードはファンクションキーのない小型タイプ
右側面に電源ボタン、音量ボタン、SDカードスロット、USB 2.0
左側面にMicro USB、音声入出力、Micro HDMI、microSDカードスロット、Windowsボタン
正面
背面

 N40の主な仕様は、Atom x5-Z8300(1.44GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ2GB、ストレージ64GB、1,920×1,200ドット表示対応高輝度/高精細/広視野角液晶、Windows 10 Homeを搭載。

 インターフェイスはIEEE 802.11a/b/g/n無線LAN、Bluetooth、Micro USB、Micro HDMI出力、microSDカードスロット、音声入出力、200万画素前面カメラ、800万画素背面カメラを装備。

 本体サイズおよび重量、バッテリ駆動時間は、タブレット単体で約258.8×178×9.1mm(同)/約552g/約7時間、キーボードドック装着時が約258.8×185×21.6mm(同)/約1,094g/約13時間。

「dynabook N40」
背面
キーボードは19mmキーピッチを確保
右側面にUSB 2.0
左側面にUSB 2.0、Micro USB、Micro HDMI、音声入出力、microSDカードスロット、Windowsボタン
正面に電源と音量ボタン
背面

(若杉 紀彦)