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各社、Radeon 300シリーズ搭載カードを発売
~R9 390XからR7 360までフルラインナップ
(2015/6/19 19:45)
AMDは18日、新GPU「Radeon 300」シリーズのスペックを公開した。合わせて、ほとんどのビデオカードメーカーがハイエンドからローエンドクラスまでフルラインナップで製品をリリースしており、ここでは現時点で情報を確認できたGIGABYTE、MSI、PowerColor、Sapphire Technologyの製品ラインナップと価格をまとめている。
なお、Radeon 300シリーズのプロセスルールは、Radeon 200シリーズのHawaiiなどと同じ22nmを採用しており、前モデルの同一クラスと比較してもStream Processor数やテクスチャユニット数に変更は見られない。一例としてR9 390XとR9 290Xの仕様を下記の表で見比べてみると、変更点はGPU/メモリクロックぐらいであることが分かる。
R9 390X | R9 290X | |
---|---|---|
GPUクロック(最大) | 1,050MHz | 1,000MHz |
Stream Processor | 2,816基 | 2,816基 |
テクスチャユニット | 176基 | 176基 |
ROP | 64基 | 64基 |
メモリ容量 | 8GB(GDDR5) | 8/4GB(GDDR5) |
メモリクロック(データレート) | 1,500MHz(6GHz相当) | 1,250MHz(5GHz相当) |
メモリインターフェイス | 512bit | 512bit |
Typical Board Power | 275W | 非公開 |
ここでは各製品の仕様記載は省略させていただいたが、それぞれ製品紹介ページへのリンクを貼っているので、詳細なスペックをそちらを確認して欲しい。Radeon R9およびR7シリーズのリファレンスの仕様は以下の通りだ。
R9 390X | R9 390 | R9 380 | |
---|---|---|---|
GPUクロック(最大) | 1,050MHz | 1,000MHz | 970MHz |
Stream Processor | 2,816基 | 2,560基 | 1,792基 |
テクスチャユニット | 176基 | 160基 | 112基 |
ROP | 64基 | 64基 | 32基 |
メモリ容量 | 8GB(GDDR5) | 8GB(GDDR5) | 2/4GB(GDDR5) |
メモリクロック(データレート) | 1,500MHz(6GHz相当) | 1,500MHz(6GHz相当) | 1,425MHz(5.7GHz相当) |
メモリインターフェイス | 512bit | 512bit | 256bit |
Typical Board Power | 275W | 275W | 190W |
R7 370 | R7 360 | |
---|---|---|
GPUクロック(最大) | 975MHz | 1,050MHz |
Stream Processor | 1,024基 | 768基 |
テクスチャユニット | 64基 | 48基 |
ROP | 32基 | 16基 |
メモリ容量 | 2/4GB(GDDR5) | 2GB(GDDR5) |
メモリクロック(データレート) | 1,400MHz(5.6GHz相当) | 1,625MHz(6.5GHz相当) |
メモリインターフェイス | 256bit | 128bit |
Typical Board Power | 110W | 100W |
GIGABYTE
GIGABYTEは、上位クラスの製品にデュアルファンのWINDFORCE 2Xを採用している。各製品とも若干オーバークロック(OC)されているものの、上げ幅はおとなしめ。なお、掲載製品はほかのメーカーを含め、全てオープンプライスとなっている。
MSI
MSIは半数以上の製品に「Twin frozr V」を採用、10cm径の大型ファンが使われている。一部製品は低負荷時にファンの動作を止める「Zero Frozr」に対応している。ここでは最多となる8製品をラインナップしており、発売日は6月20日となる。