ニュース

Adobe、iPad向けビジュアルストーリー作成アプリ

~レスポンジブデザインWebコンテンツとして出力可能

「Slate」

 米Adobeは2日(現地時間)、iPad向けのオリジナルビジュアルストーリー作成アプリ「Slate」を発表した。価格は無料。

 Slateは、簡単な操作で写真と文字を組み合わせた"ビジュアルストーリー"を作成できるアプリ。Slateは、同社のアニメーション作成アプリ「Voice」の成功をベースに開発されており、Voiceと同様、ストーリーのトーンを決める「テーマ」をあらかじめ用意された中からワンタップで選択できる。Slateのインターフェイスでは、簡単な操作でテキストの追加、写真レイアウトの選択、表示方法や動きなどを指定できるのが特徴。また、別のWebサイトや関連情報にリンクした「Call-to-Actionボタン」を設置することも可能。最終的にWebコンテンツとして出力する。

 アドビは「自己表現に関心のあるすべての一般ユーザーに提供する製品」とし、レポートやニュースレター、旅行記などをWebコンテンツに仕上げることができるという。

 アプリ上で作成したストーリーはWebコンテンツとして自動的にアップロード、公開され、Webサイトへの埋め込みや、リンクをSMSや電子メールで送信したり、ソーシャルメディアに投稿するなどして共有できる。公開されたコンテンツはレスポンシブデザインとなっており、自動的に閲覧しているデバイスのスクリーンサイズに対応し、タブレットやスマートフォン、PCなど「どのデバイスで見てもインパクトのある閲覧体験を提供できる」としている。

 SlateはApp Storeから無償でダウンロードが可能。利用には、iPad 2以上およびiOS 8が必要となる。

アプリ紹介
作成シーン

(佐藤 岳大)