ニュース

センチュリー、最大4台のHDDを非同期で完全消去できる「これdo台ERASE」

~ログ印刷用のレシートプリンタも付属

「これdo台ERASE」

 株式会社センチュリーは、最大4台のHDD/SSDを同時または非同期で消去できるHDD消去ユニット「これdo台ERASE」(型番:KD25/35ERS)を2月下旬に発売する。価格はオープンプライスで、直販価格は138,240円。

 PCに接続せず、本製品のみでHDD/SSDの完全消去が可能なデバイス。接続した4台のストレージを同時消去できるほか、それぞれを並列に消去処理するものの完了したものから順に交換して次のHDDへ交換していける“非同期消去”にも対応。消去方法は米国防総省(DoD)規格に準じる方式など5種類のアルゴリズムを選択できる。消去速度は方式により大きく異なるものの最大130MB/sec。

 消去作業のログを残す機能も搭載。ストレージ型番や容量、消去開始/終了時間などを印刷するための専用レシートプリンタが付属。専用ロール紙が2本付属し、その後は熱転写用の58×50mm(幅×直径)までのロール紙を利用可能。このほか、USBストレージへ最大30,000件のログをテキストデータとして記録する機能も備える。

 さらに、HDDコピー機能も搭載しており、HDD 1台から3台への同時コピーなどを行なえる。コピーするファイルシステムはFAT16/32、NTFS、EXT 2/3/4に対応。

 インターフェイスはSATA×4で、SATA→IDE変換アダプタが1個付属。耐水/耐塵仕様のキャリングケースや各種ケーブルなども付属する

 本体サイズは195×95×31mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約720g。付属プリンタのサイズ/重量は92×92×111mm(同)/約250g。

「これdo台ERASE」本体
「これdo台ERASE」本体上面
キャリングケース
付属のログ印刷用レシートプリンタ
USBストレージへのログ書き出しも可能

(多和田 新也)