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NEDO、iPS細胞と3Dプリンタを使った臓器製造に着手
(2014/11/10 14:57)
独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は7日、バイオ3Dプリンタや細胞シート積層技術などの立体造形技術を用いて、iPS細胞などから骨や血管、心臓などの立体組織・臓器を製造する技術開発に着手すると発表した。
日本が強みを持つ細胞を立体造形する技術を活用し、バイオ3Dプリンタなどを用いて、立体組織・臓器を製造するといった再生医療製品を世界に先駆けて実用化することで、世界市場が成長する中、輸入超過が続く日本の医療機器産業の国際競争力強化を目指す。
事業期間は2014年からの5年間で、総事業費は約25億円。すでに5テーマが選定。一例として、心筋中心部へ栄養分や酸素を供給するための血管構築、疾患部の形状に適した立体造形技術という課題を克服し、特定の複数タンパク質で細胞表面を覆う高分子技術とヒトiPS細胞由来の心筋細胞などを精密に配置する3Dプリント技術により、ミクロなレベルから構造および形状が制御された機能的な立体心筋を開発する。