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DMM、「Photoshop CC」対応の3Dプリントサービスプロファイルを提供

6月26日 提供

 株式会社DMM.comは26日、同社が運営する3Dプリントサービス「DMM.make」をAdobeのフォトレタッチソフト「Photoshop CC」上から利用できるプロファイルを提供開始した。

 Photoshop CCは、フォトレタッチを基本としたソフトでありながら、シームレスに3Dデータを利用できるが、このプロファイルを利用することで、DMM.makeが提供する素材を適用した印刷プレビュー、対応するデータの出力、そしてアップロードが行なえるようになる。

 プロファイルはAdobe米国本社で検証済みで、国内としては初の取り組みとなる。DMM.makeとしては、3Dプリントサービス利用頻度の向上に加え、新しい3Dクリエイターの創出や育成などを目指す。

 プロファイル提供開始を記念し、AdobeとDMM.makeは「3Dデザイン&プリントコンテスト」を8月31日まで実施。「スマホアイテム部門」と「フィギュア部門」の2つのテーマで3D作品を募集し、抽選でDMM.make賞としてDMMマネーカード5,000円分または投稿作品の無償3Dプリントサービスを合計40名に、アドビ賞としてCreative Cloud個人版年間プランを合計4名にプレゼントする。

 26日には新サービスの提供に伴い記者会見を開催。サービスを説明したDMM.com 3Dプリント事業部の岡本康広氏は、「DMM.makeでは3Dプリントサービスを提供しているだけでなく、出力したものの売買や、3Dプリントのためのノウハウサイト、初心者向けの3Dデータ作成サービスなど、“ものづくりのためのプラットフォーム”を全面的に提供している。これまで2Dでしか作品作りをして来なかったクリエイターに、3Dの価値を知っていただく意味でも、今回のプロファイル提供の意義は大きい」などと語った。

岡本康広氏
DMM.makeのプラットフォーム
DMM.makeが導入している業務用の3Dプリンタ
プロファイルはDMM.makeのページからダウンロードできる
インストールすると、Photoshop CCの「3Dプリントを設定」から選択できるようになる
材質を選べる
選択した材質に合わせてプレビューも変更される
「3Dプリント」を選べばサービスを利用できる
まずは「書き出し」でファイルをローカルに保存
保存終了後、自動的にDMM.makeのページが開く
データがアップロードされ、プリントセンターでデータの整合性についてチェックが入る。無事クリアすれば、造形や出品が可能
プロファイルの提供開始に合わせてコンテストを実施する

(劉 尭)