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GIGABYTE、2スロットでTDP 600WのGPUに対応する空冷クーラー

~外付け水冷と3枚のGeForce GTX 780 Tiと一体となった「WATERFORCE」も

WINDFORCE Air Cooling System 600 Watt Edition
5月30日 発表

 台湾GIGABYTEは5月30日(現地時間)、TDP 600W級のGPUを冷やせるという空冷クーラー「WINDFORCE Air Cooling System 600 Watt Edition」(以下WINDFORCE 600W)と、外付け水冷ユニットと3枚のGeForce GTX 780 Tiビデオカードをセットにした「WATERFORCE All-in-one Extrenal Liquid Cooling System with 3 GeForce GTX 780 Ti」(以下WATERFORCE)を発表した。

 WINDFORCE 600Wは、既存の3基のファンを搭載した450W対応の「WINDFORCE 450W」を改良したモデル。WINDFORCE独自のフィン配置“Triangle Cool”を継承しながら、ファンのブレードに3Dストライプカーブを設けることで、エアフローを23%向上。また、高さが異なるフィンを相互に配置することで、エアフローの抵抗を減らし熱の拡散を45%向上。さらにヒートパイプに改良を加えて冷却性を29%改善した。

 これらにより、2スロットに収まるヒートシンクでありながら、従来から性能を33%改善し、600W級の冷却を可能にしたとしている。

WATERFORCE All-in-one Extrenal Liquid Cooling System with 3 GeForce GTX 780 Ti

 一方WATERFORCEは静音かつ高性能の“スーパーPC”を求めるユーザー向けの製品で、GeForce GTX 780 Tiを3way-SLIで構築しながら、1つの外付け水冷ユニットで、GPU/メモリ/MOSFETの熱を処理できる。PCケースの上に設置することを想定している。リファレンスと比較して42.9%低い温度と、13.1dB低い騒音で利用できるとしている。

 両製品ともに、6月に台湾・台北で開かれるCOMPUTEX TAIPEI 2014で展示される予定。

(劉 尭)