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Spansion、最大333MB/secのフラッシュ向け高速インターフェイス「HyperBus」

~対応NORフラッシュ「HyperFlash Memory」も第2四半期よりサンプル出荷

「HyperFlash Memory」
2月17日(現地時間) 発表

 米Spansionは17日(現地時間)、最大333MB/sec読み出しのフラッシュ向けインターフェイス「HyperBus Interface」と、同採用NORフラッシュ製品「HyperFlash Memory」を発表した。

 HyperBusは高速かつピン数を抑えたことをメリットとして謳うインターフェイス。ピン数は12ピンで、読み出し速度は最大333MB/sec。クアッドSPIより5倍高速で、同等の性能を並列接続で実現した場合には3分の1のピン数で済むという。

 同インターフェイスを採用したNORフラッシュ「HyperFlash Memory」も同時に発表。8×6mmのBGAパッケージのチップで、シングル/デュアルクアッドSPIにも対応し、従来の同社製SPI対応製品とピン互換も持たせることでHyperBusへの移行/導入を容易にした。また、各種開発ツールも提供される。

 駆動電圧の違いで3Vおよび1.8Vの2バージョンが提供され、128Mbit、256Mbit、512Mbitの容量を持つチップを最初のラインナップとして用意。サンプルは512Mbit版が2014年第2四半期より提供される。

HyperFlash Memoryのピンレイアウト

(多和田 新也)