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NEC AT、NFC搭載のIEEE 802.11ac無線LAN対応ポータブルルーター
（2014/1/14 11:00）
- 1月23日より順次発売
- 価格:オープンプライス
NECアクセステクニカ株式会社は、IEEE 802.11acに対応するポータブル無線LANルーター「Aterm W500P」を2月13日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は6,000円前後の見込み。本体色はブラック(型番:PA-W500P-B)とホワイト(同PA-W500P-W)の2色展開。
同社にとって、2013年11月に発売した「Aterm W300P」に次ぐポータブル無線LANルーターで、IEEE 802.11acに対応するのが大きな特徴となる。なお、Aterm W300Pも併売される。
IEEE 802.11a/b/g/n/acをサポートし、送受信アンテナは1x1。最大転送速度は802.11ac(5GHz)で433Mbps、802.11n(2.4GHz)で150Mbps。同社の小型アンテナ「μSRアンテナ」を採用する。また、ルーターや公衆無線LANの中継機能に加えて、無線LAN子機として利用できるモードも搭載。モードの切り替えは本体側面のスライドスイッチで行なう。
本体サイズは約58×58×15.8mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約34g。W300Pでは表面にシボ加工が施されたが、本製品は光沢のあるグロス仕上げとなっている。インターフェイスはEthernet、Micro USB。
QRコードを用いた「らくらくQRスタート」や、ボタン操作による「らくらく無線スタート」などの従来製品から用意している接続簡便化機能に加え、新たにNFCを利用した『らくらく「かざして」スタート』に対応。QRシートとNFCタグを貼り付けた「Wi-Fi設定シート」が付属しており、NFC対応のスマートフォンなどをかざすとAndroid 4.0以降に対応した専用アプリが起動し、無線LAN設定が自動的に完了する。この際、利用端末側に専用アプリがインストールされていない場合は、Google Playのアプリダウンロードページを表示する仕組みとなっている。
運搬用の専用ポーチや有線LANケーブル、給電用USBケーブル、ACアダプタが付属する。
また、据え置きタイプのIEEE 802.11ac対応無線LANルーターの新モデル「Aterm WF1200HP」を1月23日に発売。ラインナップは3モデルで、価格は全てオープンプライス。店頭予想価格は、単体モデルが10,000円前後、2台セットの「イーサネットコンバータセット」が20,000円前後、IEEE 802.11ac対応のUSBアダプタ「WL900U」をセットにした「USBスティックセット」が17,000円前後の見込み。
5GHz、2.4GHzともに2x2アンテナを搭載し、IEEE 802.11ac(5GHz)で867Mbps、IEEE 802.11n(2.4GHz)で300Mbpsの転送に対応するモデル。同転送速度に対応するモデルとしては「Aterm WG1400HP」が発売済みだが、WF1200HPは、有線LANポートが100BASE-TX対応で、LAN側が3ポートとなる点が異なる。また、本体サイズも約33×97×146mm(同)と小型なものとなっている。重量は約200g。縦置き、横置きのほか、壁掛けにも対応。
親機、子機としての利用のほか、電波到達距離を伸ばすための中継機としての利用も可能で、2モードの中継機能を搭載。「Wi-Fi TVモード中継機能」は、親機-中継機、中継機-子機の双方を5GHz(11ac)で接続して時分割で切り替えることで、実質転送速度を両区間各最大433Mbpsで統一する方式。動画のストリーミング視聴などで安定して利用できるという。もう1つは「Wi-Fi高速中継機能」で、親機-中継機間を5GHz(11ac)/最大867Mbps、中継機-子機間を2.4GHz(11n)/300Mbpsで接続する方式となる。
無線LAN設定簡便化機能としては、QRコードを利用する「らくらくQRスタート2」や、ボタン操作による「らくらく無線スタート」、先述のAterm W500Pにも採用されたNFCを利用する『らくらく「かざして」スタート』に対応。据え置き利用が基本の本製品では、らくらく「かざして」スタートによる設定時に必要に応じてPPPoE設定画面が表示されるようになっている。
また、訪問者向けに一時的にSSIDを公開する「ゲストSSID」機能を装備。通常のLANとは分離されたインターネット接続専用のSSIDとなり、タイマーによる有効時間の設定も可能。訪問者向けにゲストSSIDへ接続するQRコードを生成することもできる。
