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MSI、オーバークロックに特化したGeForce GTX 780カード

N780GTX Lightning
9月6日 発売

価格:オープンプライス

 株式会社アスクは、MSI製のオーバークロック向けGeForce GTX 780ビデオカード「N780GTX Lightning」を9月6日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は99,800円前後の見込み。

 独自設計の10層基板、高品質部品採用による独自品質基準「ミリタリークラス4」への準拠、16フェーズのGPU用PWM電源回路、3フェーズのメモリ用PWM電源回路などを採用。45℃環境下での24時間連続負荷テストをクリアした独自の「OC Certified」基準に準拠する。

 また、オーバークロックの足かせとなる過電流保護/動的フェーズスイッチングなどをオフにできる「Unlocked BIOS」、供給電圧のリップルノイズを抑える追加基板「GPU Reactor」、GPU/メモリ/インターフェイス電圧を個別に設定できる「トリプルオーバーボルテージ」、GPU/メモリ/VRMの温度を個別に測定できる「トリプルテンプモニター」、各種電圧をテスターでリアルタイムに計測できる「V-チェックポイント」などを備える。

 冷却機構は、独自の「TriFrozr」を採用。プロペラブレードテクノロジを採用した3基のファン、8mm径のヒートパイプ×7、銅製ベースを組み合わせ、冷却能力を高めた。リファレンスに対しGPU温度が7℃、騒音が5.63dB低下するという。起動直後の数秒間、ファンを逆回転させることでヒートシンクにたまったホコリを除去できる「ダストリムーバブルテクノロジ」も搭載する。

 主な仕様は、CUDAコア数が2,304基、ベースクロックが980MHz、ブーストクロックが1,033MHz、メモリがGDDR5、容量が3GB、バス幅が384bit、クロックが6,008MHz。インターフェイスはDual Link DVI-I、Dual Link DVI-D、HDMI 1.4a、DisplayPort 1.2。

 PCとの接続インターフェイスはPCI Express x16(3.0)。補助電源はPCI Express用8ピン×2を利用する。本体サイズは128.6×295×51.35mm(幅×奥行き×高さ)。

N780GTX Lightning
正面から見たところ
パッケージ
本体の構造
TriFrozrのカバーを外したところ
7本のヒートパイプを採用し、冷却性能を高めた
10層の独自設計基板を採用する
6フェーズのGPU用PWM電源回路、3フェーズのメモリ用PWM電源回路を装備
GPU背面にGPU Reactorを装備
電圧テスターでチェックできるV-チェックポイント
BIOSは通常のものと、Unlocked BIOSを切り替え可能
背面のインターフェイス

(劉 尭)