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NEC AT、1万円を切る11ac/433Mbps対応のエントリー向け無線LANルーター

~802.11a/n対応ルーターの新製品も

AtermWF800HP
6月20日より順次発売

価格:オープンプライス

 NECアクセステクニカ株式会社は、IEEE 802.11ac(Draft)に対応する「Aterm WF800HP」など、無線LANルーター新製品を発表した。6月20日より順次発売する。価格はいずれもオープンプライス。

 今回の新製品は、QRコードを利用したモバイル機器からの接続機能が「らくらくQRスタート2」にアップデート。これまではモバイル機器のアプリ無線LANルーターの接続までを行ない、インターネット回線のPPPoE設定が必要な場合はブラウザベースの設定画面を開いていた。らくらくQRスタート2では、モバイル機器のアプリ側からPPPoEのログインアカウント/パスワードを設定できるようになる。

 「AtermWF800HP」は、IEEE 802.11ac(Draft)/a/b/g/nに対応。1x1アンテナ/433Mbps対応の無線LANルーター。同社調査で、スマートフォン、タブレット、ゲーム機の接続率が急増している傾向が出ていることから投入された、機能を絞ったエントリーモデル。店頭予想価格は9,500円前後の見込み。発売は6月20日。

 無線LANの対応規格は802.11ac(最大433Mbps)および802.11b/g/n(最大300Mbps)。同社既存の802.11ac対応上位モデルとの違いは無線速度のほか、有線LANがEthernet×3ポートとなり、USBポートを省略。また、IPv6対応、親子機切り替え、オートECO、WAN側擬似MACアドレス、DDNS、Wake On Lan、ホームIPロケーション、ファミリースマイルなどの機能も省略している。

 一方で、本体サイズは約33×97×146mm(幅×奥行き×高さ)と、上位モデルの約33×111×170mm(同)に対して小型化。NECアクセステクニカでは“国内最小クラス”のサイズとしている。上位モデルから相似的に小型化したデザインで、縦置きのほか、横置き、壁掛けにも同様に対応する。

上位モデルの「AtermWG1800HP」とのサイズ比較
背面の比較。LANポートがGigabit非対応で3ポートとなり、USBポートも省略している

 そのほか、IEEE 802.11a/b/g/nに対応するルーターも3モデル発売。いずれも既存モデルをベースに、らくらくQRスタート2に対応させたものとなる。

 「AtermWG600HP」は、IEEE 802.11a/b/g/nに対応する無線LANルーターで、「AtermWR8750N-HP」の後継モデル。最大転送速度は11a時300MHz、11n時300Mbps。有線LANポートはGigabit Ethernet×4。本体サイズは約35×111×152mm(同)。

 発売は7月11日。店頭予想価格は9,000円前後の見込み。また、イーサコンバータとのセットモデル、USBアダプタとのセットモデルも用意され、店頭予想価格はそれぞれ16,000円前後、12,000円前後が見込まれている。

 「WG300HP」は、IEEE 802.11b/g/n(最大300Mbps)に対応する無線LANルーターで、「AtermWR8370N-HP」の後継。有線LANポートはGigabit Ethernet×4。本体サイズは約35×111×153mm(同)。発売は7月25日。店頭予想価格は単体が6,000円前後、USBアダプタとのセットモデルが8,000円前後の見込み。

 「WF300HP」はWG300HPから有線LANポートをEthernet×4としたモデル。発売は7月11日。店頭予想価格は単体が5,500円前後、USBアダプタとのセットモデルが7,500円前後の見込み。

AtermWG600HP(中央)。イーサコンバータ(右)、USBアダプタ(左)とのセットモデルも発売
WG300HP(左)。USBアダプタ(右)とのセットモデルも発売
WF300HP(左)。USBアダプタ(右)とのセットモデルも発売

【お詫びと訂正】初出時、WG300HPとWF300HPの発売日が入れ替わっておりました。お詫びして訂正いたします。

(多和田 新也)