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Intel、Haswellの内蔵ビデオのブランドを「Iris」に決定

5月1日(現地時間)発表

 米Intelは1日(現地時間)、第4世代Coreプロセッサに搭載される内蔵ビデオ機能の上位モデルに「Iris」という新しいブランド名をつけることを明らかにした。

 第4世代Coreプロセッサは、これまで「Haswell」のコードネームで呼ばれてきたもの。Haswellにも従来のCoreプロセッサ同様、ビデオ機能が内蔵され、その性能によって、大きくGT1(6EU)、GT2(20EU)、GT3(40EU)の3つのグレードがある。

 このうち、GT1はIntel HD Graphics、GT2はIntel HD Graphics 4600/4400/4200が与えられる。GT3は、さらに15Wのもの、28Wのもの、そしてeDRAMを搭載するものがあり、GT3(15W)は、Intel HD Graphics 5000という1つ上の段階のシリーズ名が付与。そして、GT3(28)は、Intel Iris Graphics 5100、GT3eはIntel Iris Pro Graphics 5200という新しいブランド名がつけられることとなった。

 Intelによると、GT3eは2006年の内蔵GPUに比べ、性能が75倍に向上。直近の比較では、Ultrabook向けのCore i7-3687U(17W)に対して、i7-4650U(15W)が約1.5倍、i7-4558U(28W)が約2.2倍に、ハイエンドモバイル向けのi7-3840QM(45W)に対しては、i7-4900MQ(47W)が約1.5倍、i7-4950HQ(47W)が約2.5倍に、デスクトップ向けのi7-3770K(77W)に対して、i7-4770K(84W)が約1.8倍、i7-4770R(65W)が約3倍に向上しているという(いずれも3DMark 11のグラフィック性能)。

 今回は内蔵ビデオの新ブランドのみの発表で、Haswellのより詳細な情報については、6月に正式に発表される予定。

(若杉 紀彦)