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東芝、容量4TBのエンタープライズ向けSATA/SAS HDD

12月12日 発表

 株式会社東芝は12日、容量4TBのエンタープライズ向け3.5インチHDD「MG03SCA400」および「MG03ACA400」をサンプル出荷開始したと発表した。

 アクセス頻度は比較的少ないが、大容量データの記録向けであるニアラインHDD。ニアラインHDDは一般的なデスクトップPC向けHDDより信頼性が高いとされているが、本製品では独自に、ディスク全周に対して指定データを指定回数書き込むことで廃棄後のデータ流出を防ぐオーバーライト機能を搭載。また、待機時およびピーク時の消費電力を低減させた。

 インターフェイスはMG03SCA400がSAS 2.0、MG03ACA400がSATA 6Gbps。インターフェイス以外の仕様は共通で、容量は4TB、バッファ容量は64MiB、回転数は7,200rpm、平均シーク時間は読み込み8.5ms/書き込み9.5ms、データ最大連続転送速度165MB/sec、平均故障間隔は120万時間、消費電力は動作時11.3W/アイドル時6W、騒音は31dB。

 本体サイズは101.6×147×26.1mm(幅×奥行き×高さ)、重量は最大720g。

(若杉 紀彦)