エーキューブ、「FirePro APU」採用のWS向けプラットフォーム

FirePro APU

11月上旬 発売
価格:オープンプライス



 株式会社エーキューブは、APUベースのワークステーション向けプラットフォーム「FirePro APU A320」、「同A300」を11月上旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は前者が69,880円、後者が64,980円前後の見込み。

 FirePro APUシリーズは、TrinityをベースとしたAPUと、Sapphire製とみられるmicroATXマザーボードとのセットで提供されるワークステーションプラットフォーム。ISV認証ソフトウェアとの互換性および性能向上、CADやM&Eアプリケーションへの最適化を目的する。

 ディスクリートのFirePro V3900/V4900との並列動作に対応しており、GPGPU演算機能/性能を拡張するDCO(分離型コンピュートオフロード」をサポート。また、4K出力や30bitの色深度をサポートし、対応ディスプレイと接続することで約10億7,473色の表示が可能。

 A320は、CPUコアが4基、ベースクロックが3.8GHz、ブーストクロックが4.2GHz。GPUコアのStream Processor数が384基、クロックが800MHz、対応メモリがDDR3-1866。TDPは100Wで、倍率はアンロックされている。

 A300は、CPUコア数およびStream Processor数が共通だが、CPUのベースクロックは3.4GHz、ブーストクロックが4GHz、GPUのクロックは760MHzとなり、TDPは65Wに低下している。倍率はロックされている。

 マザーボードは共通で、メモリスロットは4基、拡張スロットはPCI Express x16×1、同x1×1、同x4×1、PCI×1。ストレージインターフェイスはSATA 5Gbps×8。

 バックパネルインターフェイスは、USB 3.0×2、USB 2.0×4、DisplayPort、DVI-D、ミニD-Sub15ピン、Gigabit Ethernet(Broadcom BCM5761)、音声入出力を備える。また、オンボード上にUSB 3.0×2、USB 2.0×4用のピンヘッダを装備する。

 対応OSはWindows Vista/7、およびSUSE Enterprise Desktop 11.4/11.5、Ubuntu 11.04/11.10、RedFlag Desktop。

(2012年 10月 30日)

[Reported by 劉 尭]